前回の続きで、「盆正月」のイベントが終わった後、金沢城三の丸広場は行列を待つために整備された。私は百万石行列を見るのは久しぶりで、演技がある五十間長屋前は既に多くの人で陣取りされていたので、石川門と河北門の間の所から見物した。(6月6日)
行列の一番手は北陸新幹線金沢開業を祝う横断幕で、そのうしろに地元石川県のプロスポーツチーム、野球の「石川ミリオンスターズ」とサッカーの「ツエーゲン金沢」の選手の行進である。特に「ツエーゲン金沢」は今年J2に上がったばかりなのに、ここまで成績が好調でJ1を目指そうという勢いである。
続いて、艶やかな加賀友禅の着物を着て、金沢和傘を持ったご婦人方が行進していった。金沢ならではの風景である。
続いて、石川県警音楽隊、金沢市立工業高校吹奏楽部や小学生たちの吹奏楽隊が軽快なマーチで行進し、お祭りを盛り上げていた。
そして北陸学院高校や遊学館高校の華麗なバトンチームが行進した。
今年の11月15日(日)に第1回金沢マラソンが、フルマラソン(42.195km)で金沢の魅力を見せるコースで開かれるが、そのPRということでランニング愛好者たちと行進した。12,000人が参加するというから町の中はどんな風になるのか楽しみだ。私の知人が2.9倍の抽選で当たったので参加すると言っていた。私は5分も走るとばててしまうが、すごいものだ。
続いて、町の中はオープンカーに乗って行進したらしいが、最後のここ三の丸ではそぞろ歩きで、青、赤、ピンクの振袖を着た「ミス百万石」の3人が通った。何とかして撮ろうと頑張った。
金沢市の文化財に指定されている「加賀獅子」は、重い獅子頭の後ろの大きな蚊帳の中には三味線、笛、太鼓の囃し方がすべて入っている。三の丸の前の芝生で獅子と棒ふりと戦う演技が催されたが、私のいる場所からは見えなかった。
続いて少し場所を移して、演技が見えるところまで何とか移動したら、「加賀とび梯子のぼり」の演技を見ることができた。3月の新幹線開通イベントとして、横安江町商店街の前で見たときは、一つの消防分団だったが、今回は49分団が一斉に纏を振り、梯子での演技は見ごたえがあった。
その後、尾山神社の神職たちが利家公御神体をおごそかに神輿渡御した。