2023年9月30日土曜日

2023 初秋 犀川緑地公園

今日は久しぶりに 「犀川緑地公園」を歩いた。今年は異常気象か(?)2か月以上も毎日30度以上で散歩する気がしなかったが、今日はさわやかな涼しい朝だったので、歩きたくなった。しかし、今日は以前ほど歩いている人が少なかった。



















猛暑日でも街中にひときわ鮮やかに咲いていた「百日紅」の花もまだ頑張っている。



















公園の中では今はほとんど花が咲いていなく、小さな白い花が少し咲いていた。

































右側には春には見事に咲く「桜の木」、左側には秋に真赤になる「モミジの木」であるが、この酷暑に大丈夫だったのだろうか?
兼六園の苔や葉っぱは、いつもの年より茶色がかった緑色に見えたが。


















20分ほど園内を歩くとようやく犀川の流れが見えた。山側を見るといつものように「医王山」と「戸室山」が見える。この眺望はいつ見ても飽きない素晴らしい眺めである。
































小径の周りには、今頃あまり見かけないと思う落ち葉がかなりあった。


















緑の葉の上に大きな黄色い落ち葉


















暗くなってる杉の木立と「欅」の木立
































周りが緑の葉の中に、やけに茶色の葉が付いている。
























やけに茂っているがクリスマスツリーのような木
























これは、これから咲く「ハナミズキ」か?


2023年9月26日火曜日

尾山神社 宝物特別展

今回は、 尾山神社が御鎮座150年記念として宝物特別展が9月9日~12日まで開かれていたので見に行った。尾山神社は明治6年に、卯辰山にあった卯辰八幡宮から現在の地に御鎮座され、150年の節目になるが、今回の宝物展には、神社に保管されている160余点の宝物から江戸時代を通じて保護されていた卯辰八幡宮伝来のものから、神社創成期に前田家から寄進された前田利家公所縁のものなど50点が展示されている。今までに公開されたことはなく、初めての試みである。



















社殿の横の「金渓閣」から入った。ここは、以前は結婚式場だったが、その後数年前に私は孫の七五三の祝いで入ったことがある。この「金渓閣」は、明治6年創建当時の社務所が古くなり、昭和9年の建設の際には成巽閣の一部部材を移築して建てられ、表玄関は成巽閣玄関そのままを復元している。


















神社内の庭園には、木々の中に柵で囲まれているのは「辰巳用水」に使われた「石菅」の一部か?ここが「金谷出丸」時代の庭園の水は「石菅」を通して辰巳用水から来ていた。



















多くの見物客が来ていたので、展示物の部屋まで入るのに何分間か待った。


















床の間にはミニチュアの鯰尾兜が飾られていた。


















板戸には鮮やかに描かれた犬のお面を被った能演技の絵が描かれていた。この杉戸の絵「蘭陵王之図」は、社務所新築当時の金沢画壇を代表する「相川松端」が描いたものである。
























宝物の展示物は、展示物に一覧表はもらえたが、カメラ禁止となっていたので、パンフレットや関係資料などから少しだけ紹介する。





































この展示物の中でも、私が特に注目したのは、利家公が身に着けていた鎧胴である。
鉄製で正面に天満宮と彫られ、両脇に梅と松の図柄を彫り、右側には前田又左衛門利家と刻まれている。鉄砲の玉跡がはっきり見える生々しいものである。
鯰の尻尾のような形をした兜を「鯰尾兜」と呼ぶが、そもそも鯰は大きな地震を引き起こす生き物として人々は当時から認識されていた。利家はその大きなパワーをもらいたいという思いから身に着けていたといわれる。
























悪慰(淡吹の面)は、鬼化迫るほど凄みを帯びた面である。寛永年間に前田三代藩主利常公の頃に、能登の海の沖に毎夜光るものがあるというので、網を打つとひとつの面がかかってきた。この面を持ち帰った所、いろいろ不思議なことは起こり、面は謡を口からを淡を吹き出したという。その後も不思議なことはやまず、町人の身でこのようなものを持っているのは恐れ多いということで、1639(寛永16)年殿様に謹上した。しかし前田家においても、異変が起こり、このようなものは家には置いておけないということで、尾山神社に奉納されたという。



















「前田利家公画像」は、鶴来にある「一閑院」伝来

























「前田利家公桶狭間凱旋像」
槍の先端に生首が刺さった鮮烈なこの絵図は何度か見たことがある。
























「斉泰・慶寧・利嗣三卿列座画像」
1873(明治6)年 旧加賀藩お抱え絵師である佐々木泉玄による肖像画





















尾山神社の宝物は何かあると思っていたが、素晴らしいものを見せていただいた。約450年以上前に前田利家が実際に戦場で使っていたという鎧、兜など初めて見るものばかりで感動した。今回公開されなかった他の宝物もぜひ見たい。

2023年9月20日水曜日

しいのき迎賓館前での梯子のぼり

 今回は、街中の広阪通にある「しいのき迎賓館」前で加賀鳶の「梯子のぼり」をたまたま見ることができた。この日は加賀鳶の「梯子のぼり」保存会が設立されて50周年記念ということで特別披露が行われた。



















金沢市内の49分団が一同に集まり、市役所や21世紀美術館前でも披露されるらしい。


















実演30分前には、各分団がそれぞれ事前打ち合わせを行い、気合を入れていた。


















実演前の和やかに談笑する風景で、法被や纏も加賀鳶の梯子のぼりの独特のものである。


















梯子の長さは約5.5mで、紐の結び方は決められていて、すべての段に絞められているが、特に一番上と一番下は直径5mmの木綿のロープが頑丈に締められている。鳶口は長さ2.5mと1.5mの二種類があり色分けされていた。これで立てた梯子をがっちりつかむ。


















「加賀鳶の梯子のぼり」の由来は、江戸鳶の時の5代綱紀が隠居し次代藩主の後見的役割をしている頃にその母体が作られ、当時火災現場で重宝されたのは梯子を用い、気勢と気概を信条に身軽な動きと熟練した技をもって住民の前にその演技を披露するとともに火の守りの重要さを訴え消防の意気を示す運動がきっかけで始まったという。



これから実演が始まり、演技者は梯子に上る時に梯子のぐらつくを確認しながら登る。


















まず演技は、梯子が使われた由来の、火事がどこで起きているか見る「遠見」から始まる。


















竹に腹を当て、梯子の垂直になる「夢の枕」(?)
























躰を逆さまにし股を広げる「腕留」
























やはり竹に腹を載せ、片方の手を下方の竹をにぎり、体は梯子に垂直より斜めにする「しゃちほこ」。そして決まると演技者が「ハーイ」の声に纏を振り上げ、「ヤー、ヤー」と声をかける。
























10分だけの演技だったが、観客が少ない中でまじかで見れて得した感じである。

2023年9月14日木曜日

底引き網解禁 近江町市場

 底引き網解禁になった「近江町市場」に久しぶりに行った。午前11時ごろになり、かなりの人がいて活気が戻ってきた。



















周りを見ると、店前に「浜焼きコーナー」があり、いい匂いをさせて魚介類を焼いていたので、私も食べたくなった。


















ちょっと話しかけたらイタリアのナポリから来た人たちが浜焼きを食べていて「ディリシャス」と言ってくれた。


















外国人観光客も多く見かけ、コロナ前にほとんど戻った感じである。


















魚屋の店前には、近海でとれた魚がずらりと並んでいた。底引き網解禁後は、まず思い立つものは「甘エビ」で、小ぶりながら、買って家で刺身で食べたら、ほんのりの甘さがなんとも言えない。私の好きな「ガスエビ」はまだ見当たらなかった。


















他に石川産の「カマス」や「メギス」、「カレイ」、「タイ」、「ガンド」、「アカラバチメ」などキラキラした新鮮な魚が並んでいた。ここでも「メギス」を買っていき、家で塩ゆでして食べたら、これもおいしかった。
































本日から発売という「サンマ」が並んでいたが、昔のような脂がのった大きなサンマでなく、やはり小ぶりである。あの脂がのった秋刀魚を何としても食べたいがもう食べられないのか?


















数年前にテニスの錦織圭が、「全米オープン」テニスの後のインタビューで「ノドグロが食べたい」と言って以来有名になった「ノドグロ」も多く並んでいる。

カニは今は「毛ガニ」多く並んでいた。カニはやはり私は冬の「ズワイガニ」が一番好きだ。



最近は高価だが、いつでも並んでいる「ウナギ」と「ドジョウ」のかば焼きもおいしそうだ。


















こちらには、「岩ガキ」や「ほたて」などがあり、この場所で食べている観光客が多かった。


















「メンチカツ」や「エビフライ」などの他に、ここの店にはいろいろなコロッケが並んでいる店だ。


















「近江町いちば館」裏の回転ずし「もりもり寿司」前では、昼食時でもあり相変わらず長い行列が付いている。


















以前は秋の味覚の王様であった「まつたけ」は中国産であろうか、わずかに出ていた。


















八百屋では、加賀野菜15品目の一つ「五郎島金時」が並んでいた。そういえば最近、近所の人からおおきな「さつまいも」を頂いた。