2016年9月27日火曜日

2016初秋の金沢城(1)

今回は、金沢城へ行ったので初秋の様子を紹介する.。
三の丸から見えるのは橋爪橋と橋爪門と橋爪門続き櫓。二の丸御殿に入る際の最後の門で、一番格式高い御門である。




















東の丸附段から鶴の丸、三の丸そして五十間長屋の建物を見る。




















鬱蒼と茂る森の中という雰囲気の本丸跡。ここに寛永の大火(1631年)以前には、天守(1602年に消失)や藩主の居住する屋敷などがあった。
このような森になったのは、戦後の金沢大学時代に植物園として使われ、いろいろな樹木などを植栽されたからで、戦前はここで博覧会なども開かれていて樹木の数ももっと少なかったらしい。




















本丸の中でも特に大きい古木の「スダジイ」


























説明板には今でも「タヌキ」や「モリアオガエル」といった多くの生き物たちがいると描かれている。




















本丸の「戌亥櫓跡」から見える橋爪門、五十間長屋や二の丸広場








































二の丸広場から見た極楽橋や本丸附段にある三十間長屋





















広い二の丸広場と五十間長屋。二の丸御殿はいつごろ再現されるのであろうか?これができたら金沢城も観光客がぐっと増えるはずだが。




















二の丸広場に咲いていたピンク、白や赤の中に紫のきれいな花が咲いていた。









































2016年9月22日木曜日

金沢ジャズストリート2016

今回は、内のものが「香林坊」のデパートに買い物に行くということで、ついでに私はシルバーウィーク中に「金沢ジャズストリート」をやっているということで見に行った。
今回は8回目となるが、私は初めて見ることになる。
この「金沢ジャズストリート」は、まちなかの賑わいを創出し、新しい文化の創造、未来を担う人材の育成および国内外からの交流人口の拡大を目的に開かれているという。


























13会場で200を超えるライブ演奏をやっていて、街なかの音楽が聞こえる雰囲気は気分がうきうきしていいものだ。ほとんど無料なので、日ごろジャズの生演奏に親しんでいない人も気軽に聞け、4,5月の「ラフォルジュルネ」と同じように街なかが音楽であふれる非常に良い企画だと思う。




















今日は3日目で、雨が降りしきる中だが大勢の人が聞き入っていた。(9月19日)
まず、「香林坊アトリオ前」に行くと、傘をさしながら椅子に座って聴いている人や建物の中で立って聞いている人もいた。








































続いて、「いしかわ四高記念館」に行くと、大きなステージに「慶応大学」の学生たちが大勢でトロンボーンやトランペット、ドラム、パイプオルガンなどで軽快なリズムで演奏していた。








































公園内のステージの周りにはテントが張られ、いろいろな食べ物やお酒などの飲料が売られていて、食べながらのんびり聞き入っている人もいる。




















通りを挟んで向かい側の「石川県教育会館」の3Fでは、室内のステージに迫力のある演奏をしていて聞いている人を魅了していた。ここは雨にぬれないので多くの人が入っていた。








































また、ここの2Fでは楽器の体験コーナがあり、トランペットやサックスなどを指導を受けながら一生懸命練習している風景が見られた。日ごろできない楽器に触れて挑戦してみるのも面白そうだ。








































また、「アトリオ広場」に戻ると、今度は別のグループが「ムーンリバー」の曲を歌い演奏していたが、知っている曲が演奏されているとつい聞きほれてしまう。




















内のものと落ち合い、「大和デパート」の8Fに上がると「全国うまいもの大会」というイベントをやっていて、非常に多くの人でにぎわっていた。




















「松坂牛」のおいしそうな牛肉弁当が並んで食べたかったが、ちょっと高そうだったので浅草の店で作っている「ナポリタンとオムライス・ハンバーグ」を買って、家に持ち帰り食べたが、昔懐かしい味で大変おいしかった。




















久しぶりに「香林坊大和」や「いしかわ四高記念館」などをぶらついたが、何人かの知っている人を見かけ、久しぶりにあった人もいた。
このシルバーウィークの3日間は初日だけが天気が良かったが、あと2日は台風が近づいているせいもあって雨模様になったので、観光客も結構室内に流れたようで、香林坊大和、しいのき迎賓館や21世紀美術館などは特別なイベントが開催されていたのですごい人で長い行列などもあったようだ。

2016年9月18日日曜日

兼六園 金沢城 中秋の名月鑑賞

今回は兼六園・金沢城で中秋の名月鑑賞の催しがあるということで見に行った。(9月15日)
16日は晴れ、17日、18日は曇りの天気予報だったが、台風も近づいているので、とりあえず今日は見えるだろうと思い出かけた。


























19時から開園ということで、5分前に兼六園の「小立野口」に着いたが、既に何人の人が扉が開くのを待っていた。そして中に入ると「金沢神社」の建物が煌々と照らされていた。一人の人がお祈りを言いながら長々とお参りしていた。




















拝殿の横の奥には「小立野校下」の町会ものであろうか立派な「御神輿」が飾られていた。




















その後、早速「月見橋」、「月見灯篭」付近に行くと既に多くの人が集まっていた。「眺望台」の前には「月見だんご」と「すすきと花」が飾られていた。




















注目の月は薄ぼんやり見えたが、まずまずであろう。




















戸室山、医王山方向に月が見えた。


























「月見灯篭」には灯が灯っていた。そして「月見橋」の袂から曲水を覗くと、灯篭の灯と月が同時に曲水に映るということで、一生懸命見たが、月は映っていたが灯篭の灯は移動しながら見たが、松の陰になってか(?)見えなかった。また曲水に映る月を撮ったが、うまく撮れなかった。やはり古くて安いコンパクトカメラとカメラ技術のない私には無理だった。




















「ことじ灯篭と中秋の名月」




















「常磐ヶ岡の小滝と岩」、「噴水」などがライトアップされていた。














































続いて、金沢城に向かい「石川門」の物見櫓のライトアップ




















「石川門」の中の枡形にある積み方の違う2種類の石垣が荒々しく見える。




















石川門から見える中秋の名月




















金沢城の「河北門」




















「菱櫓」と「五十間長屋の一部」




















日本人は古来より月を愛でることを楽しみにしていて、藩政期には度々「観月の会」が催されていたというが、少しはその雰囲気を味わえかなと思う。

2016年9月16日金曜日

寺津用水遊歩道(1)

先日、辰巳用水の遊歩道を歩いたが、今回は、そのさらに山側にある「寺津用水遊歩道」を歩いた。この寺津用水は辰巳用水よりも奥にある犀川最上流の用水であり、末町、土清水町一帯を潤す農業用水という側面と、金沢市民の喉を潤す水道の水源という側面を持っている重要な用水である。
この用水の歴史は大変古く、1646(正保6)年ごろ、田中覚兵衛という浪人が藩に言上し、その後、1664(寛文4)年に改作奉行の指揮の下で工事が始められ、翌年に完成したという。ということは辰巳用水ができてから30年後くらいである。辰巳用水より長い隧道となっているので、やはり難工事だったことだろう。


























犀川からの取入口は熊走町にある「上寺津ダム」付近にあると聞いたが、辰巳用水の取水口の「東岩」は「辰巳ダム」付近であるから、さらにずっと上流になる。


また、辰巳用水以上に長いトンネルを持ち、金沢で初めての発電所を作ることになったところでもある。
金沢における電力事業は1890(明治23)年に当時の商工会議会の会頭であった森下八左衛門が計画し「金沢電機株式会社」をつくった。そして、一般家庭に電灯が付いたのは1900(明治33)年で、この寺津用水を利用した辰巳発電所から電気が送られたという。




















また、現在の金沢市民の飲み水としても使われている「末浄水場」の水は寺津用水から流れ込んでいる。





















今回は「金沢学院大学」と「金沢学院大学付属高校」の間を通っている「寺津用水」に沿って遊歩道が整備されているので、そこからスタートした。




















坂下に見えるのは「金沢学院大学付属高校」のグランド




















上流方向に少し歩くと遊歩道が終わり、すぐに暗渠となっている。





















次に、下流方向に遊歩道を歩いた。




















ここにも遊歩道の説明書きが所々にあり、どの辺りを歩いているかが分かるようになっている。また、これを見ると山を撒くように用水が作られているのが分かる。




















用水の上の方にいくつかのタンクとハンドル付きの手動バルブが並んでいたが、何に使われていたのであろうか?




















用水と遊歩道の右側は木々などが生い茂り、左側は崖下となっている、


























途中に二つのツタが絡み合い、上の方ではそのツタが杉の木の絡んでいる面白いものを見た。
まだ青かったが栗の実がなっていた。




















遊歩道の途中に一服できるベンチなどが置かれた憩いの場所もあった。