2016年1月19日火曜日

此花町、笠市町付近(3) 旧象眼町 笠市通り

此花町、笠市町付近(2)の続きで、三つ目の道は「旧象眼町」の標柱が建っている。「藩政時代、地子町のひとつで、象嵌師が住んでいたことからその名が付いた。『ずがねまち』とも『ぞうがんまち』ともいった」と記されていた。この道の両側にも古い家が並んでいた。














































この道の中ほどに用水が流れていた。この用水は現在は「高岡町排水路」となっているが、藩政期の地図にも載っていて、西外惣構堀からの分水で「堀川町」方面に流れ、浅野川に注いでいた。




















さらに別院通りの端まで行くと横安江町商店街(金沢表参道)の裏にたどり着くが、そこは数本の道が分かれている。




















ここから右方面の道を歩くとすぐに割烹「山さん」笠市店があったが、近江町市場の「市姫口」にある本店は、早朝から長い行列ができるほど人気の店だが、ここはひっそりしていた。




















少し歩くと右側に、珍しく間口が広い町屋の「室谷製麺」という店があった。ここのウィンドーに袋に入った蕎麦とともに九谷焼の獅子が並べられていた。袖壁、腕木があり、1階の屋根と古格子の間にきれいな細かい模様が入っていた。「室谷」の表札もすばらしかった。




















ここから真っ直ぐ歩くと、道の突き当たりに「笠市通り」に出るが、すぐ前に「網善商店」という魚網を売っている店がある。昔はこの辺りに多くの魚網を売っている店があったが、「今は内だけが残っている」とここの奥さんらしい人が出てきて言っていた。藩政期に舟から荷を降ろす「堀川揚場」がすぐ近くにあり、浅野川から海に出る魚船が通っていたので、ここに魚網を売る店が多くあったという。「内は明治の初めからこの商売をやっていて、中の部屋には昔のままのものがたくさん残っているが、現在も普通に住んでいるので見せることはできない」と言っていた。




















この店の斜め向かいの角に、今は既にやっていないようであるが「天狗牛肉」の看板が掛かった中田笠市店の古めかしい建物があった。ここはその以前は銀行であったと「網善商店」の人が言っていた。そういえば2階の黒っぽい建物の外観からそのようにも思える。




















この通りを小橋方向に歩くと、郵便局の向かいにやはり大きな町屋の建物の「紙谷魚網店」の看板が掲げられている。ここは現在も店はやっているのかよくわからなかった。建物は袖壁はないが、大小二つの腕木により2階屋根の軒下が長く出ている。1階の屋根は2重庇になっており、そして2階の高さも結構ある。大正時代に造られた町屋であろうか?




















この通りは藩政期の古地図にも載っているが、浅野川沿いの道と合流し、「小橋」辺りまで続いる。昭和30年代ごろには、もっと多く店が開いていたように記憶しているが、まだまだ町屋が残っているのでは。

2 件のコメント:

  1. 昨今の紹介は何か冬ではない・冬を感じない風情ですね。
    昨日爆弾低気圧が太平洋側(南岸)を通過し東京でも雪が積もり交通機関が大混乱。
    今日は北陸地方大雪との事ですが、この様な気象状態でも観光客はしっかり見物・見学かと思います。
    雪降る・積もる兼六園は冬の定番風情ですが、やっと雪景色の定番になったのでは。
    訪れる機会(家のコタツで雪見酒かと思いますが。)があれば観光客溢れる?雪景色の兼六園・金沢城公園・茶屋街等を紹介願います。

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  2. 東京の雪が積もったのはニュースで見ました。金沢よりも雪対策がなされてないと思うのでちょっと降っただけでも大変ですね。今日の金沢は雪が少し降っただけですが、風が強くて外へ出るのも大変寒く感じます。天気予報は今日以降ずっと雪マークが付いていますが、どれだけ降るのか気になります。寒いけどチャンスがあれば雪化粧の観光地を紹介したいと思います。
    ところで、NHKの天気予報の雪の積雪予報が北陸地方は多いところでと限定していますが100cmと、北陸4県が同じ色で表示されています。新潟県の北部から福井県の西部まで500~600kmあります。金沢、東京間より距離があります。新潟の一部で100cm降る可能性があれば、このような報道になるようでが、知らない人(他地区の人)は、北陸地方すべてが100cm近く降るのかと勘違いする人もいるのではと思います。もっと現実的なうまい報道ができないものかと思っています。

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