北陸新幹線初乗 東京観光(4)の続きで、東京スカイツリーからシャトルバスに乗って上野公園まで行き、そこから歩いて「上野動物園」に行った。ここは、最初は私が小学校6年生の時、そして、2回目は息子が幼児の頃に二人を連れてきた30年位前くらいで、今回は3度目かなと思う。
ここ「上野動物園」は明治15年に日本最初に開園した動物園で、園内は東館と西館に分かれているが、今回は時間の関係で東館だけを見ることにした。
まず入口近くにお目当ての「パンダ館」があったので、そちらのほうに行った。しかし、こちら側に背を向けたままごろんと寝ていた。あの笹を食べている愛嬌のある動作を見たかったが残念である。
中国との国交正常化された1972年に「カンカン」と「ランラン」が初めて上野動物園に来たときは大変な人出だったことを思い出す。
牙の長いアフリカゾウはタイヤを転がしていた。
「コンドル」は飛べる鳥の中で世界最大の大きさで、羽を広げると3mもあるという。アンデス山脈に生息していて、そこでは神の使い、天に象徴として崇められているという。相当前に流行った「コンドルは飛んでいく」というサーモンとガールファンクルの曲は私もよく聞いたものである
虎は黄色と黒縞の体をしていて、のっしのっしと歩いていていかにも怖そうだ。
ゴリラの森の前でずっと待っていたが、なかなか出てこなかったが、隣にいた叔母さんが「今、飼育員が餌を撒いているから、もう少しで出てくるよ」と言ってくれた。そして、少し経つと数匹のゴリラがぞろぞろと出てきて、愛嬌のある動作を見せてくれた。この叔母さんは、よくこの動物園に来ているとのことで、いろいろなことを親切に教えてくれた。
このライオンは百獣の王であるが、全く動いていなく怖さが感じられなかったが、もう相当の年なのか?
次に「ニホンザル」のサル山に行った。ここでは多くのサルが、岩山やはしご、ロープなどを駆けずりまわったり、餌を取り合ったりして、これを見ているだけで楽しくなる風景である。特に、小さいサル同士がじゃれあっている姿は見ていても飽きない。孫も面白そうにずっと見ていた。
続いて、「ホッキョクグマ」のコーナに行くと、飼育員が餌を投げていたので「ホッキョクグマ」が雪氷山?や水の中を駆けずり回っていた。
この「ホッキョクグマ」はぬいぐるみなどにもよくあり、愛嬌のある顔や動作をしているが、温暖化の影響で北極海の氷も少なくなり、絶滅も危惧されているので保護活動がなされている。
内の孫もこの「ホッキョクグマ」が非常に気に入ったらしく、「ホッキョクグマ」の激しい動きに付いていき、あちこちの覗き窓を駆けずり回っていた。
上野動物園を出るとすぐの所に、馬に乗った像があった。この人は「小松宮彰仁親王」で、会津征伐の総督として戊辰戦争に従軍した人だという。のちに日本赤十字社の初代総長になり、赤十字活動に貢献されたという。
また、「国立西洋美術館」があったが、実はここができた頃の55年位前にここに入ったことを覚えている。そして建物の前に見えたロダンの作品の「カレーの市民」があったのを見たのを懐かしく思った。他に「地獄の門」や見えなかったがロダンの「考える人」などがそのままある。
帰りは、北陸新幹線は上野駅から乗ることにし、上野駅のホームでは東北新幹線や上越新幹線など先端の形や色も違う新幹線を見た。
新幹線の「グランクラス」には乗れなかったが、車内で「グランアグリ」というビールと「ほたるいか」のつまみでいい気分になって帰路に着いた。