2014年1月12日日曜日

兼六園 蓮地庭(2)

蓮地庭(1)の続きで、蓮地庭の瓢池には石橋と木橋が架かっている。夕顔亭露地から瓢池の中島に架かっている石橋は「日暮し橋」で、この橋の付近に立って辺りを眺めているといくら見ていても見飽きないので、いつの間にか日が暮れていたということで名が付いたという。戸室石の板橋で作られたもので、表面の幾何学模様も面白い。




















もうひとつの木橋は「汐見橋」というが、昔はこの橋から日本海を眺めることができたから名前が付いたという。




















この橋と池の間にはいつくばっている木があった。




















また、中島にきれいな赤い実をつけた木があったが、なんという木かわからなかった。




















この中島に高さが4.1mの6重の塔で、兼六園の中でもひときわ目立つ「海石塔」がある。
笠石が海中から採掘した虫食いの石であることからこの名が付いたという。3代藩主の利常が作らせて金沢城の玉泉院丸の庭園にあった13層の石塔の一部をここに移したのではないかという説と加藤清正が朝鮮の役の際に持ち帰ったのを秀吉が前田利家に贈ったものという説がある。塔の笠は普通奇数でできているが、ここは珍しく六つである。




















夕顔亭の裏に「三芳庵」という兼六園の中でもひときわ目立つ茶店がある。そういえば今はないが昔ここの別荘があり、ここに室尾犀星が友人の芥川龍之介を招き、4泊5日滞在したという。たしか犀星の日記や手紙に記されていて、龍之介が「にし」の芸妓「しゃっぽ」に心を寄せたという話を聞いたことがある。




















瓢池の左端に池に浮かぶ「三芳庵水亭」があり、やはり茶店となっている。ここからは翠滝が非常に近く食事しながら一服するのも格別であろう。




















瓢池の右端(長谷坂の横)にも滝があったが、これは時雨(しぐれ)亭周辺を流れている小川の水がここに落ちてくるのであろうか?





















「三芳庵水亭」の裏には「白龍たん」という霞が池から別の流れで急流になって瓢池に注いでいる。この辺りはうっそうとした木々が茂り、小鳥のさえずりなどさながら深山の趣があり、一番六勝の幽邃(ゆうすい)、蒼古(そうこ)の境となっているところである。

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2 件のコメント:

  1. イイギリ(別名ナンテンギリ)の実だと思う。今は、百両、千両、万両、ナンテン、リュウノヒゲの実が際立つ季節ですが、イイギリは素晴らしかったですね。

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  2. どうもありがとうございました。勉強になりました。植物についてはあまり知らないので、これを機会に少しづつ覚えていきたいですね。

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