2014年1月1日水曜日

年の瀬の近江町 冬および正月料理の食材

今回は、年の瀬の近江町へ行ったので、店で並んでいる金沢の冬およびお正月料理の食材について紹介します。(12月30日散歩)
混んでいると思い午前中に出たが、近江町に近づくにつれて車が渋滞していたので、少し離れた駐車場に車を置いて歩いた。年の瀬の近江町に来るのは久しぶりで、どんな様子なのか見たいと思って来た。新聞やテレビでよく見たことがあるので、多くの人がいるのは覚悟していたがやはりいっぱいだった。




















北陸の冬の味覚の王様であるカニがたくさん並んでいた。地物(石川県で捕れるもの)は11月に解禁になり、3月ごろまで並んでいるが、今年は特に香箱ガ二(ズワイガニの雌)の数が少ないということで、漁獲規制で12月までしか捕れないので、この冬はもう食べられないということであった。香箱ガ二は飲み会なども含めて2,3度食べたので、今回は買わなかった。
また、加能ガニ(地物のズワイガニの雄)は一パイ、一万円以上するのでなかなか手が出ない。大好物なのに今年は一度も口にしていない。




















魚屋さんには大きなブリやタラなどたくさん並んでいた。タラの真子や白子の大きなものも並んでいた。生の白子の酢の物は大好きだ。出世魚であるブリは刺身や塩焼き、ブリ大根などの料理があるが、タラも冬には刺身、おつゆ、鍋物、煮物などいろいろな料理に使う。




















お正月料理の「タラの子付け」はタラの身を塩でしめたものに真子をまぶしたものであり、「棒ダラの旨煮」として使う「棒ダラ」は真ダラを乾燥させた保存食である。




















また、正月料理の定番の酢だこの大きなものが山盛りに並んでいた。




















昔よく見た縄でくるんだ「新巻きザケ」は見かけなかったが、「寒風干しサケ」がぶら下がっていた。




















「なまこ」は七尾湾でよく獲れ、見た目はグロテスクだが、食べてみるとお酒によく合いあのコリコリした歯ざわりは最高である。「なまこ」の卵巣を干してつくられる「くちこ」は高級料理に出るし、「なまこ」のお腹から取り出した腸でつくられた「このわた」も珍味でやはりお酒によく合う。
「かき」は能登の穴水や中島などでよく獲れるが、1月の末ごろになると「かきまつり」があり、炭火で焼く「焼きがき」は大変おいしいし、生ガキもおいしい。




















お正月料理に使う野菜もたくさん並んでいた。お雑煮に入れる「せり」や「みつば」や「ねぎ」などたくさん並んでいた。




















加賀野菜の代表格である「れんこん」は金沢の小坂地区のものが有名であるが、煮物、酢の物などで正月料理に欠かせない。




















老舗のかまぼこ店の前には赤白のかまぼこやいろいろなかまぼこが並んでいた。




















近江町市場には肉屋がすこし少ないのか、正月料理のための肉を求めて大勢の人が店の前にいた。




















続いて近江町市場の向かいにある「エムザ」の地下一階に行った。ここも人でいっぱいで、お正月料理を準備する人、「年賀」の贈答品としてお菓子などを買い求める人でごった返していた。




















帰りは午後になったが、近江町近くの駐車場は相変わらずすごい行列になっていた。あの人たちはいつ市場に入れるのだろうか?

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