2020年12月21日月曜日

那谷寺(4)本殿 三重塔

 那谷寺(3)奇岩游仙境 稲荷社の続きで、中門をくぐった後、真っすぐ階段を上がると本殿がある。

























本殿に上がる階段の手前に古来より涸れることなく湧き続ける冷水がある。お手持ちの念珠や指輪などに願いを念じながら霊水をかけると、不動明王の加護を受けられると言われている。




































続いて「本殿」は一向一揆で荒廃したが、3代藩主前田利常の庇護により1642(寛永19)年に再建された。本殿は「大悲閣」と呼ばれ、そそり立つ岩壁に寄りかかるように、舞台づくりの拝殿が立っている。清水寺と同じ工法で作られている。
























屋根を造らず唐木造、向拝、柿葺きとなり、四方の欄間にあの山上善右衛門作の透かし彫りが施されている。



















大悲閣拝殿・唐門・本殿の三つが重要文化財になっており総称して本殿と呼ばれている。拝殿横の階段を上がると本殿があり、中には十一面千手観音を安置する「いわや胎内くぐり」がある。岩窟の中に御堂があるのは全国的にも珍しく、創建当時「岩屋寺」と呼ばれたことを物語っている。




















本殿を出てさらに歩くと「大池」がある。池に沿った通路の反対側の木々はきれいに紅葉している。




























そして右に折れると三重塔がある。この塔は1642(寛永19)年に徳川家綱の誕生祝に前田利常が建立したものと伝えられている。高さ11.5mと低いが、禅宗の様式を取り入れているという。
























初層(1階)には、鎌倉時代に作られたとされる胎蔵界大日如来像を安置している。これはかって金堂に安置されていたもので、南北朝の動乱で伽藍が焼けた時、僧が命懸けで守ったといわれている。



















三層とも扇垂木の手法で各層ごとに組み立てられており、扉に浮き彫りにされた唐獅子と牡丹があり、見ごたえがある。