2020年8月1日土曜日

重伝建 東谷地区(1)荒谷町 鶴ヶ滝

今回は、期間限定で石川県民が県内で宿泊すると補助金が出るということで、山中温泉に出かけた。(7月6日)前々から山中温泉に行くと時は、「重伝建 東谷地区」に寄りたいと思っていた。
重要伝統建築物保存地区は全国には100余りあるらしいが、石川県には8エリアが登録されている。そのうち金沢市には「ひがし茶屋街」など4エリアある。この「東谷地区」は金沢市以外の4エリアのうちのひとつであるが、あまり知られていないようである。
金沢市から「東谷地区」までは車で約1時間くらいで着いた。
山中温泉のすぐ近くで、「動橋川」沿いに4つの集落で構成されている。



















まず、「荒谷」集落に行った。ここで「東谷地区」の民家の特徴について説明する。大きな切妻づくりの屋根に煙出しを設け、赤褐色の瓦で葺いた2階建ての農家建築で、明治初期から昭和30年代に建てられたという。



















切妻造りの屋根は少し曲線なっていて、屋根の下の壁は漆喰に貫が多様に入っている。そして格子窓が付いていて、1階の屋根の上には飾り瓦がある。ここは、波と魚の模様が入っていた。



















屋根の上には囲炉裏の煙出しが付いているのがこの辺りの家の特徴となっている。金沢町屋にも2階の屋根の上に換気窓あって、そこから煙を出している。金沢町屋の商人の家は隣同士がくっついているが、この辺りの家はそれぞれ独立している。部屋の内部が見れなかったので違いがよく分からなかった。



















加賀の赤瓦は、近隣の同じ赤色であった「越前瓦」や北前船での交流があった「石州瓦」などの影響を受けて、江戸末期あたりから加賀市の箱宮や分校(ぶんぎょう)などで多く生産されたという。



















昼時になったので、食事をしたいと思い伝統木竹工芸「福田工房」と看板がかかった手打ち蕎麦の「だんくら」入った。ちなみに東谷の方言で「だんくら坊主」とは「やんちゃ坊主」のことを言うらしい。ここのご夫婦に「東谷地区」の見どころを聞いた。
























「なめこおろし蕎麦」と「そば豆腐」を刺身で頂き、大変美味しかった。



















続いて「荒屋町」の集落の奥の方を歩くと小さな六地蔵などの石造物があった。















さらに奥に行くと「鞍掛山」へ登る山道があり、この先に「鶴の滝」があり、この滝はすごいと蕎麦屋で聞いたので登ることにした。



















山道は午前中すごい雨だったのでぬかるんでおり、途中の参道は狭く、また傾斜している所があり、ロープにつかまりながらやっとの思いで「鶴の滝」に着いた。




















約70mの高さから2本に分かれて落ちる迫力のある滝で、背後の山並みを鶴の羽に、滝を足に見立てて「鶴ヶ滝」と名付けられたという。