2017年12月2日土曜日

東北地方北部ドライブ(12)奥入瀬渓流②

東北地方北部ドライブ(11)奥入瀬渓流①の続きで、さらに下って中流域でも滝は少なくなったが、相変わらず流れは速いので、白く見える部分が多い。ここら辺りはまだ水の音も大きく聞こえる。



















「平成の流れ」や「阿修羅の流れ」付近は、清流が幾重にも重なりながら、うっそうとした木々の間を流れている。川中の岩の上にも木が生い茂っている。



















下流域の「石ヶ戸」は、2本の桂の木に1枚岩が寄りかかり、小屋のように見える。その昔、ここに女盗賊が住んでいたという伝説がある。



















この下流域付近は、もう流れが緩やになり、大量の水が穏やかに流れていて、水の音もすっかりなくなっている。



















この奥入瀬はコケの宝庫で、川の周囲に多くの種類のコケが生育している。「日本のコケの森」に認定されていて、じっくり歩いてコケを観察するのもいいだろう。



















「石ヶ戸休憩所」には、この奥入瀬渓流の歴史が描かれていた。原始そのままの奥入瀬渓流に産業振興や観光のための道路が敷かれた始めたのが明治の末で、その時代に奥入瀬渓流を紹介したのが、大町桂月で名句を残している。大正時代に入って、渓流一体の自然を守ろうといろいろ取り決めができ、今日に至っているという。十和田湖からの水の量の調節がされ、下流での発電や灌漑に利用されているという。



















ここの地形のジオラマがあったが、奥入瀬渓流は十和田湖からの水が流れ込むのと、右側の高い山から雨水などが多くの小川から流れ込んでいるのが分かる。



















この休憩館の中では、コケ玉づくりの体験教室が開かれていて、何人かが取り組んでいた。



















休憩館の横には、コケむした岩をイメージした玉の上に小さな苗木が付けられたコケ玉がたくさん飾られていた。
























奥入瀬渓流は、新緑、紅葉、冬景色と四季折々ですばらしい景色が見れるということなので、また来たいところだが、もう無理だろう。
この後、八戸に向かって走ったが途中で暗くなり、八戸のホテルに着いたのは午後6時半ごろとなり、ホテルのそばの居酒屋で一杯飲んだ。