2013年1月24日木曜日

尾山神社から尾山町商店街

前回の続きで尾山神社の境内に関口開の顕彰碑があるということを
知っていたので、それを見ようと思い探したが、分からなかったので
結婚式場の前の駐車場の誘導係をしている人に聞いた。

関口開は江戸末期から明治にかけての北陸の近代数学の指導者である。
独学で英語の数学書を翻訳し、生涯、金沢で教鞭をとったという。
鉛筆形の顕彰碑はその数学を一生懸命勉学したのでこの形なのだろうか?




















これを見た後、駐車場の誘導係をしている人と、しばらく会話をした。
その人は、卯辰山にある60数箇所の碑をすべてカメラに撮り調査資料を
作り、市役所の観光係のほうに渡したという。
金沢についていろいろ面白い話が聞けた。私と同じようなことに興味を
もっている人もあちこちいるのだなあと思った。
その後、昔の藤花高校があった方面に向かって歩いた。
小学校のころのに友達がいてよく来たところだが、家がすっかり新しくなり、
藤花高校があった場所には大きなマンションになっていた。

左に折れ、ゆるい坂を下ると、角にはレトロな外観の料亭「大友楼」がある。
1月7日に尾山神社で七草粥の儀式があるが、これは前田家当主の発案で
は6~7年前から始まったという。その時に大友楼の店主が料理の儀式
を司る。まな板をぽんぽんたたいて、その音で疫病をもたらす鳥を追い払って
一年の無病息災を祈るという。




















尾山町商店街を歩くと、文教会館がある。ここでは、教育文化についての
いろいろな催しがある。40数年前にはここにボーリング場の「スターレーン」
があり、学生のころよく来たものだ。
またその以前は市の公会堂であったが、ここでもよく催しがあり来たものである。




















テニス仲間の金物屋さんの前を通り、喫茶店「懐古洞」でコーヒーを飲み一服した。
そこでは、マスターと常連客2人が、食材や料理の話で盛り上がっていた。
私も仲間に入り、楽しいひと時を過ごした。
かつおぶし、加賀料理(じぶ煮など)や刺身を食べて、大変な思いをした(刺身に
虫がついていた)話など聞けた。




















尾山町商店街の一本入ったとおりは、昭和30年代には飲み屋がたくさんあり。
にぎやかだったが、今はまったく寂れた感じだった。
今日の散歩は2時間30分、6300歩でした。

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