2013年1月1日火曜日

兼六園の雪景色

新雪が10cmくらい積もったので、雪の兼六園を一度見たいと思って
出かけた。
何年も金沢にいるが、まだ雪の兼六園を見たことがなかった。

広阪から真弓坂を上がり、蓮池庭に行った。




















この辺は、兼六園の中でも一番先にできたところだ。
5代藩主綱紀の時代にでき、郷土の文人、室生犀星が兼六園で
最も愛した場所で、私も好きな場所である。




















雪をかぶった海石塔




















ここある夕顔亭は藩政期から残る唯一の建物である




















また、日本最古といわれる噴水は、霞が池との落差で上がる逆サイフォン
の原理を使っているが、この日はなぜか1~1.5m位しか上がっていなかった。
(通常は3.5m)




















兼六園のシンボルであることじ灯籠付近は、この寒さにもかかわらず
大勢の人がいた。日本人のような感じであるが、言葉は違っていた。
雪の降らない国の台湾人なのか、この雪に非常に感激しているようであった。
それ以外の人はほとんどカップルであった。雪の兼六園はロマンチックな
雰囲気があるので来たのだろう。








































兼六園から見た卯辰山




















春には300枚の花弁をつける菊桜も枝に雪がくっついて花が咲いて
いるようだ。




















雁が飛んでいるようにイメージされた雁行橋も寒そうだ。




















13代藩主斉泰が琵琶湖の松の名所「唐松」から種子を取り寄せて育てた
といわれ唐崎松の「雪吊」は冬の兼六園の最高の見所だ。
観光客が「雪吊」をバックにパチパチと撮っていた。








































霞は池に浮かぶ蓬莱島と内橋亭のコントラストも他の季節では
味わえない景色である。




















この季節の兼六園は、いつもと違った幻想的な雰囲気を見せるので
皆さんも一度は来てみてください。

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