2025年11月17日月曜日

雪吊作業日に見た兼六園のその他の風景

 雪吊作業日に見た兼六園のその他の風景について紹介する。

まず「唐崎松」の近くの「雁行橋」では曲水の中にある玉石を箒でで履いていた。これは玉石が曲水の水で汚れ、玉石に藻や汚れを落とすために定期的に箒で履いて磨いているのである。



















以前は、千歳橋の上流側には杜若が多く咲いていて、川底は泥となっているが、下流側は両岸に岩石が据えられていて、川底に玉石が敷き詰められている。玉石がある季節になると藻がひどくついて、せっかくの清い水も台無しになる。美しい曲水の流れ特に印象的なのが七福神山前付近から雁行橋前あたりである。玉石は約12万個あるらしいがそれを1個1個金たわしでこすりつけて洗っていう夏の風物詩として全国に有名であった。この作業が終わると再び美しい曲水が蘇った。

















「旭桜」の奥には、太い大きな「赤松」がかなり倒れ掛かって成長しているので、大きな支柱とロープで支えられている。
そういえば「赤松」はかなり倒れかかっている木をよく見かける。例えば兼六園の月見所の「玩月の松」や長町にある縁切りで有名な「貴船神社」の前の「赤松」もそうだ。これは雪の重みによるものか、風によるものか?


















この大木は、完全に横たわっていて、何本もの支柱で支えられている。


















「明治紀年之標」の左側にある西本願寺からの手向けの松の下側部分の枝は縦横無尽に広がっている立派な樹木である。



















鶺鴒島の奥に立ている樹木は「ひねくれの五葉松」で高さが12mもあり、枝がいくつにも分かれてそそり立ち、幹、枝とも激しくよじれている。
























三名石の一つの「龍石」のそばには春には赤と白の斑の花が咲くツバキの木に雪吊がなされている。
























兼六園の紅葉の最も見どころの「山崎山」は、まだ緑の葉が多く、2,3週間後ぐらいが見どころか。この場所で結婚式の前撮りであろうか、いろいろなポーズを撮り、何枚も写真を撮っていた。



















本多の森公園にある「国立工芸館」前も紅葉がきれいであった。


















擬洋風建築で戦前の陸軍が建てた洒落た建物の「偕行社」と紅葉のコントラスト


















「石川県立歴史博物館」横の紅葉でレンガの建物との調和がまた素晴らしい。



















NTT金沢支社と公営駐車場の間には大きくて高い木の深紅の紅葉が何本も立ち並び、見ごたえのある眺めである。