2025年8月13日水曜日

志賀高原・草津温泉・善光寺(2)草津温泉 湯畑

 志賀高原・草津温泉・善光寺(1)志賀高原の続きで、志賀高原を下りて全国でも最も有名な温泉地の一つの「草津温泉」に着いた。そして予約したあった旅館に行き荷物を置いて、前から見たかった「湯畑」に向かった。10数年前にここに来たときは雨や雪が降り続き、非常に風が強かったので、ゆっくり見ることができなかった。

今回は、少し暑いが落ち着いてみたいと思った。おいしそうなものを売っている「西の川原通り」を通り「湯畑」に行った。

























「湯畑」広場の入口には、昔懐かしい「郵便ポスト」が赤、薄青、黒色と三色のものが並んでいた。






















湯畑は草津温泉の6大源泉を代表する源泉で、毎分約4000lの温泉が自然に湧き出し、湯けむりがあちこちで漂っている。
「湯滝の灯篭」(文政13年)に建てられたものだという。


















江戸時代の「上州草津温泉大図」で、この頃は既に多くの人で賑わっていたのが見える。図の赤丸印が「湯旗」。源泉を作り出す遠くの火山なども描かれている。






















湯畑の周りには多くの宿泊者が、散歩がてら見物に来ていた。近くには「足湯」などの休憩所もある。


















そこには溶岩や地面は湯に含まれている成分からかところどころ緑っぽい色になっている。


















湯滝は湧き出た湯が木樋を通って滝つぼへと流れ落ちる。滝つぼの湯はエメラルドグリーンに輝き、夜はライトアップされさらに幻想的な風景になる。この滝辺りが一番の見どころである。





































7つある木製の樋は、湯の花を採取するためのものである。湯の花は土産物店などで販売されている。


















湯畑で採取された湯の花を使った入浴剤は、なかなか買うのが難しく限定品として売られている。



















昔ながらの温泉饅頭は今でも人気があり、ここへ来たら必ず食べる。
























湯畑の前にある灰色の大正ロマンの香りがする建物は「熱の湯」で、その中で草津伝統の「湯もみと踊り」のショーを開催しているので、いつでも見ることができるという。「湯もみ」とは、源泉の温度を下げるために、大きな板で湯をかき混ぜることをいう。また、有名な「草津よいよこ・・・」ではじまる湯もの歌「草津節」の踊りも鑑賞できる。私としてはよく知っているドリフターズの「ババババンバンいい湯だな・・・ここは上州草津の湯」を思い出す。


















その左側には「立派な木造の建物は「白旗の湯」そして左奥にとんとき屋根の「御座の湯」がある。



















これは徳川8代将軍吉宗に献上した「将軍御汲上の湯枠」




















湯畑を囲む石柵には、草津を訪れた名を刻んだ「草津に歩みし百人」の碑が並んでいる。古い時代は「日本武尊」、「木曽義仲」、「源頼朝」などがあるが、戦国時代の「豊臣秀吉」、「徳川家康」とともに我が加賀藩の藩祖「前田利家」も刻まれていた。この偉人たちの中で一番新しい人は「石原裕次郎」だという。