妙高高原(1)いもり池湿原の続きで、次の日「笹ヶ峰高原」に行った。ここには、トレッキングコースやキャンプ場、牧場などがあり、妙高戸隠連山国立公園の中核をなしている。百名山の一つ「火打山」への登山はここからが出発となる。
この辺りは、標高1200m以上なので随分涼しく過ごしやすい。ここはは乙見湖というダム湖である。
湖の向こうには残雪が残る「焼山」などの山々が見え、近くには鮮やかな朱色の「サツキ」の花がきれいに咲いて、最高のローケーションである。
湖のほとりにログハウス風の「笹ヶ峰乙見休憩舎」があり、無料の休憩所が立っている。
右端が「火打山」そして「焼山」、「金山」、「天狗原山」「地蔵山」が望める絶景である。
笹ヶ峰ダムは乙見湖と関川の間にあるダムで、堤高46.8m、堤頂長は318mあり、黒姫山の山頂の崩落でせき止められて以来、湖は90万トンの水を蓄えられ、その水を水力発電の動力としてのほか、下流の方の農地の灌漑水として使われている。
ダムの上に架かる橋の上から水の落ちるのが見え、その下流側の川も見える。
ダム上の橋を渡ると「夢見平遊歩道」がある。下図の赤線は2時間、黒線も廻ると4時間もかかる。
途中には白樺の木も何本か見える。樹齢300年以上のミズナラの巨木などもあるらしい。その奥の湿地帯には小さな池や5月には水芭蕉がが群生するところもある。
かってこの「「夢見平」には簡易製材所があり、周辺には民家や小学校もあったという。資材運搬用トロッコのシャリなども横たわっているらし。
時間も限られていたので、途中で戻ることのしたが、上ってくる人は登山靴で、弁当持参でリュックを被いてハイキング完全装備であった。