2019年9月26日木曜日

庄川 アユの里

今回は、新聞に庄川の子持鮎が入荷し、食べられるようになったと「アユの里」の店の宣伝が載っていたので、久しぶりにアユの店に行って食べてみたいと思い、富山県の砺波市の庄川狭までドライブした。(9月1日)金沢から約50分で、11時30分ごろに「アユの里」に着いたが、すでに店はいっぱいで、順番待ちとなった。



















順番待ちの名前を書いて、付近を少し散歩した。すぐ目の前に「合同ダム」がある。このダムは昭和14年に完成したことにより、二万七千石用水(新用水、山見八が用水、二万石用水)の取り入れ口が変更になったという。
この上流に「小牧ダム」があるが、そこから船でしか行けない秘境の一軒温泉宿「大牧温泉」がある。実は私が小学校6年の時に、学校から修学旅行でここへ来た時の写真が残っている。



















 「合同ダム」より上流は深い急な流れとなる。富山県の大河「庄川」沿いは山と川のエメラルドグリーンの四季折々の景色はさぞ素晴らしいだろう。



















「アユの里」の横には、「庄川水記念公園」があり、ここの噴水が上がっている途中に人の彫刻像があり、目を引いた。



















この公園に庄川の伝統工芸品の「庄川挽物工芸品」が展示されていたので、少し見せてもらった。加賀藩政時代より街づくりが始まり、建設資材として木材が用いらるようになった、この木材の多くは五箇山や飛騨の山奥の求められ、庄川を川下げして輸送され、伏木港から海上輸送により江戸や大阪に運ばれたという。山峡から平野への境となる庄川町に一旦集められたという。このことから、ここに「庄川挽物工芸品」などが盛んに行われるようになったという。





























そろそろ「アユの里」の時間になったので店に入ると、大量のアユが豪快に串に刺されて炭火で焼かれている光景は、圧巻だった。



















店内に案内されて、テーブルに着くと、天井の梁が太く昔の町屋風の造りとなっている。ちょうど子持鮎が出たばかりで大々的に宣伝していたので、ほかにもこのような部屋がいくつかあったが、どこもお客さんでいっぱいだった。



















そして定番の「庄川膳」と「山吹の里」を頼んだ。「お造り」と「ご飯・吸い物・香の物」の違いだけである。これに「子持鮎塩焼き」3尾づつ付く。



















このアユの塩焼きは、焼きたてで、大きくふっくらとした身で香ばしく、独特の苦みはおいしいの一言に尽きる。ビールを飲みたかったが、車なのであきらめるしかない。