2016年12月4日日曜日

長町武家屋敷 薦がけ作業見学

今日(12月4日)は、午前中天気が良くぽかぽかしていたので、昨日からやっていた「長町武家屋敷跡」の「薦がけ」作業を見に行った。
「薦がけ」は土塀に雪が付き、水分が土塀の中に浸み込み、凍ると膨張し土塀を痛めるので、それを保護するためにやっているということである。藩政期にやっていたのを、約20年くらい前(?)からまた復活してやるようになり、金沢の冬の風物詩となっている。
「築地塀」がずらりと並んでいて、この辺では一番の見所となっている場所は、既に「薦がけ」作業は終わっていて、見ごたえがあった。



























































「野村家住宅」の向かいの小路では、多くの庭師さんたちが出ていて作業に取りかかっていた。もうかなり前からやっているので作業もこなれたものである。


























積まれた「薦」には場所が描かれた札が付いているものがあった。同じ場所に去年使った薦をまた使うので札が付いているということだ。そばにいた庭師さんに聞くと、同じ薦を5年くらい使うらしい。古くなった薦は新しいものに付け替えるという。そういえば、緑っぽい薦は新しいものなのだろう。




















この薦を作る作業は農家の女の人の仕事で、稲藁を細かく編んで、竹に縄で縛るのは結構大変な作業であろう。
また、稲は最近ではコンバインで刈るので、藁も細かくなり、薦に使うような長い藁がなかなか調達しにくいと言っていた。
場所が決まっている薦は、その土塀の下に並べられていた。




















木端葺き屋根の下の腕木に紐をかけて薦をぶら下げる。




















「大野庄用水」前の土塀の「薦がけ」は、この作業のために水が止めてあり、作業者があらかじめ紐で土塀の長さを測っていた。




















測った長さに合わせて薦をつけていくが、ここは土塀の位置が高いので、用水の底から梯子での作業になるので大変だ。




















「薦がけ」の作業体験ということで、一般の人たちが庭師さんから紐の結び方などを習っていた。




















「薦がけ」で使う縄の結び方が「男結び」といわれている。


























「薦がけ」作業が終わると、いよいよ冬の到来だ。この冬の金沢の雪の降り方はどうなのだろうか?

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