2012年7月17日火曜日

十間町、大手町界隈(1)

家の者が武蔵の名鉄エムザで買い物をするということで、車に便乗し、
近江町の駐車場で別れて、私は十間町、大手町を散歩した。

十間町は寛永以前からの町名で、当初の戸数が十軒であったことから
この名がついた。





















「すみよしや」は創業360年余で、、金沢でも最も古い旅館という。
江戸時代は尾張町にあって、明治になってからここに移ってきた。
あの日本地図作成で有名な伊能忠敬が、まだ尾張町にあったときに、
この旅館に泊まったという記録が、この「すみよしや」にあるという。
伊能忠敬が金沢で測量をしたとき、加賀藩は警戒して、対応が冷たかったという。
伊能忠敬は私が尊敬する人物の一人です。





















「すみよしや」の向かいに、これも古くから創業で、紙商い140年という「中島商店」
がある。





















加賀八家のひとつの「前田家(長種系)」屋敷がこの辺にあった。
加賀八家はミニ藩並の家中で形成しており、金沢城内にあった「二の丸御殿」
のミニ版のような屋敷で、「能舞台」もあったという。
長種系の初代は、利家の長女「幸」を室に迎えた。越中守山、小松城で3代前田利常
を養育した。





















旧殿町は十間町の地内にあり、藩政期には、その中の武家地を殿町と
呼んだことからこの名がついた。



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