志賀高原・草津温泉・善光寺(3)光泉寺 旅館の続きで、次の朝、午前6時ごろに散歩に出かけた。前回、草津温泉に来た時は風が強くて途中で断念した「西の河原公園」に再度行った。
公園に入る手前に「片岡鶴太郎 美術館」の建物があった。鶴太郎と言えばお笑いタレントとして以前はよく知られているが、画家としても才能があり、「ヨガ」に没頭していたことも有名でテレビにもよく出ていたが、最近はどうしているのだろうか?この美術館は鶴太郎の絵画か書が展示されているが、才能のある人はいろいろとできる。
「西の河原公園」遊歩道が整備され、格好の散策場所になっており、温泉が至る所から湧き出ていて、異様な雰囲気を醸し出している。
所々に硫気に化成された様々な形状の奇岩が乱立しおり、温泉を淀ませて湯の花を採取する小池が作られている。
途中には多くの地蔵さんが置かれていたが、その中に「ぴんころ地蔵」という面白い地蔵さんがあり、あやかりたいと思い、丁寧にお参りしてきた。
ベルツ博士の胸像と記念碑があった。ベルツ博士はドイツの医学者で、東京帝国大学の教授として日本に30年間滞在した。明治11年に草津温泉を訪れてから、温泉の効能と環境に魅せられ、草津を愛し、特に高温入浴法の「時間湯」は博士の温泉研究の貴重なテーマとなった。
木橋の向こうに積まれた石に囲まれた「不動明王像」があり、その背後には「不動滝」が見えた。
「いづこにも湯が噴きいでて流れゐる谷間を行けば身はあたたかし」と刻まれた「斎藤茂吉」歌碑があった。
上の方から湯の滝として流れるのが見え、滝の下の地面は緑色と両側は茶色になっていた。ここからまた下ったが、さらに奥に行くと巨大な露天風呂があるという。
公園の途中に赤い鳥居が並ぶ「草津穴守稲荷神社」があった。