今日は非常に天気が良かったので、少しドライブがしたくなり、午後に1時間ちょっとで行ける「白峰」に行った。(11月22日)
「白峰」は、石川県一の豪雪地帯で、今年の冬も「白川郷」と同じ2.5mを超えたと記憶している。金沢に雪が降る頃はとても「白峰」には行けない。
下図は白峰の総湯で、十数年前に入ったことがあるが、それ以降入ったことがない。玄関には唐破風の屋根が目立つところである。
この辺りの商店や民家は、こげ茶色に統一された街並みである。
白峰は「かたどうふ」や「あぶらあげ」など昔から作って売っている店がいくつかある。。私の家の所まで「軽トラ」で毎週「巡廻販売」でやってくる。家の近くのマーケットの豆腐とは一味違う。
重要伝統的建造物保存地区の中の代表格である「山岸家」も冬支度のために、壁面の外側に頑丈に木材や鉄を使って補強している最中であった。
以前の私の「山岸家」のブログ
石垣に挟まれた門はかなり古そうであるが、この門前も作業者が木材で覆う最中であった。
こちらは3階建ての主屋の正門で、大きい建物でまだ板塀の補強はなされていなかったが、大変な作業となるだろう。
「山岸家」に、いくつかの蔵があるがこの建物は「板蔵」で、入口が2か所ありかっては北半を「米蔵」と南半は「板蔵」に別れていた。
こちらはその隣にある「行動寺」の本堂で屋根下の建物は完全に木材で覆われている。
こちらは「行動寺庫裏」で、木羽葺き屋根の上には石が載っている。その屋根の上には、仏事の触れ太鼓が遠くまで聞こえるように「太鼓堂」がある。現在1階部分は波形のプラスチックが張られた木枠が取り付けられたいた。2階にも玄関ドアのようなものが付けられているのは、大雪になった場合には、こちらから出入りするのであろうか。
この建物の裏側に回ると、2階の大屋根まで上がれる長い梯子がかかっていた。こては大屋根の雪下ろしや屋根の修理などに使われるのであろう。この木羽葺き屋根は、毎年梅雨の前の時期に掃きながらすべての板をめくり、天日干しで乾燥させた後で、1枚1枚を葺き直す「くれ返し」が行われるという。
その隣には、明治の神仏分離政策による廃仏毀釈を免れた白山から下ろされた十一面観音像など八体の仏像が安置されている「林西寺」がある。
以前の私が見学した時の「林西寺」のブログ
「林西寺」の隣にある「八坂神社」