2024年10月17日木曜日

山中・山代温泉(4)山代 薬王院② 服部神社

 山中・山代温泉(3)山代 薬王院①の続きで、ちかくに水の流れに岩組された場所に小さな「不動明王」があり、なかなか趣があった。



















階段横に「百度石」と描かれていたので、この階段を百回上り下りするとご利益があるようだ。これはかなり大変なことだ。石の穴の部分に十枚の板が二列架かっており、何回上がり下がりしたかの数を印をつける為か?また階段には「あ」、「い」、「う」などの字が埋め込まれていた。



















中央に大きな像のそばにたくさんの像が並べられた「水子供養」





































「祖師堂」の石碑には「明治時代に萬松園四国八十八か所霊場開設の折に建立されたともので宗祖 弘法大使 空海をお祀りしてある」と刻まれている。
























背の高い立派な「白寿観音像」

























この樹木は樹齢300年の「ヤブツバキ」で、与謝野晶子が夫鉄幹とともに山代温泉に湯治に来られた際に、このツバキを眺めて歌った句が「久谷なる かまが作るも山代の薬王院に 咲けるも椿」

この長い108段の階段を上ると「服部神社」にでる。この神社は山代温泉の鎮守社として、菊理姫命、山代日子命など三神を祀る延喜式内社である。元の社地は、広大であったが、越前朝倉氏と一向一揆の争いによって戦火を受けて絶滅した。明治8年に現在地に社殿を復興した。
























こちらの手水鉢の上にはまた珍しく「鷲」が載っていた。
























さらに上の階段を上ると拝殿がある。拝殿の周りには幹回り6mスダジイをはじめ、タブノキ、ヤブツバキなど樹齢200年以上の巨木が林立している。拝殿裏の生い茂った樹木がライトアップされると見ごたえがある。


















両側には「狛犬」が社殿を守っている。
























社名の「服部」の語源は「はとり、機織(はたおり)」と伝えられている。


















服部神社の御利益は、とくに「足病の平癒」「足怪我の平癒」に効果があるとされる。プロサッカーの選手から信仰を集めているという。


















「子授け地蔵尊」の前には「手水鉢」があり、手を洗ってお参りする。