梅雨入り直前 大乗寺公園から大乗寺(1)の続きで、大乗寺の「総門」をくぐり、人影が少ない寺院内をゆっくり散歩した。ここは以前のブログでも紹介している
https://kanazawa-burari.blogspot.com/2016/10/blog-post_10.html
クランクしている参道の角には、戦没者の英霊写経塔があり、中央に十一面観音菩薩、左に不動明王、右に延命地蔵菩薩が置かれている。
山門をくぐるとその七堂伽藍の中心的な建物で、重要文化財の「仏殿」がある。そのほかの建物は県指定有形文化財となっている。
通路の角には、いくつかの仏像が置かれていた。これは鎌倉時代には大乗寺が野々市にあり、富樫氏が庇護していたころの仏像か?
こちらの仏像は平安時代のものだというからかなり古いものだ。
こちらは庫裏の入り口で、その手前に受付コーナーがあったが今日は僧侶たちの姿は全く見えない。
大乗寺公園の入口にある階段沿いには白い「ヤマボウシ」が真っ盛りだった。
朱色の山門手前の右側に大木が天高くそびえていた。ここに寺院ができる前からあったのだろう。
大乗寺は、わが国禅宗曹洞宗建築の典型的な七堂伽藍の配置を示している。
屋根下の細かい垂木や花頭窓
「仏殿」の前にご祭神を守護する狛犬がにらみを利かせている。右側に吽形、左側に阿形で、体は黒色に胸辺りから下は白色で鈴のようなものを付けている。
「仏殿」の横の通路から「足仏石」という石造物が置かれていた。これは、釈迦の足跡を石に刻み信仰の対象にしたものだという。
再び大乗寺公園に戻り、少し散歩を続けた。ここで、もみじの葉の一部が真っ赤に紅葉している、私にとっては珍しいものを見た。