2023年3月28日火曜日

兼六駐車場 紺屋坂 

今回は、「公園下」の駐車場が最近オープンしたということで行ってきた。ついでに「兼六園」には、観光客が多く戻っているということで見に行った。

「兼六駐車場」は、観光バスの駐車場は以前からオープンしていたが、今回長い工事の末、ようやく新たに一般の車の駐車場が出来上がった。

































「田井町」方向側にも入口があり、ここからは2階の駐車場の行けるが、小立野側の入口からは3階以上の駐車場しか入れないので、注意しなければならない。どこの階が「空車」になっているかの表示は、入口まで行かないとわからないので、外へ早く出ることができる2階に行くには、面倒な感じがする。


















1階の駐車場は観光バス専用である。


















2階の一般車の出口


















エレベーターで1階に降りると、こちらでは駐車場を出る際の精算機が置かれ、ここであらかじめ立ったまま精算できるので便利でる。


















休憩所や観光案内のパンフレットが置かれている。


















向かいにある「物産館」には、金沢の土産物のほかに伝統工芸品などの作成体験ができる。


















大正時代の「公園下」の様子で、3台の電車の向こうに見えるのは、レンガ造りの「裁判所」の建物である。この写真の右側には、現在の「兼六駐車場」であるが、「市電の停車場」となっていた。


















紺屋坂から「兼六園」・「金沢城」に行く観光客が多いので、坂沿いにある「金箔ソフト」や「抹茶アイス・わらび餅」などの販売店が並んでいる。












































「レンタル着物」店があり、着物に着替えて「兼六園」を散歩する若い人が増えている。


































2023年3月24日金曜日

2023年 兼六園の梅園

今回も、兼六園の梅が真っ盛りとなり見に行った(3月18日)。冬は咲く花が少なく、ようやく少し暖かくなって、最初に華々しく目につく花が「梅」ではないか。初春の息吹が感じられると咲き誇る街に待った花である。









この時期に兼六園には白や紅色の花が咲きほころぶが、桜の花見とは何かしら違った趣がある。


















この梅園で一番多い「白加賀」の実は多くが梅干しとして使われるため、県内の障害者施設などに配られるという。


















園内の中でも、特に枝も大きく広がった薄いピンクの「寒紅梅」

























さらに濃いピンクの紅梅の木
































梅にまつわる伝説は多く、特に加賀前田家が先祖とする「菅原道真」の「飛梅」の話は有名である。平安時代に京都から九州・大宰府に流されることになった道真が、日ごろから手入れしていた庭の梅に惜別の歌を詠み、のちにその梅の片枝が主を慕ってはるばる九州までとび、太宰府天満宮の庭の(飛梅)になったという伝説である。これが道真を祭神とする天神信仰となって、各所の天満宮には多くの梅が植えられている。その歌は、「東風吹かば匂ひおこせよ梅の花あるじなしとて春な忘れそ」


















周りの梅の花を眺めながら、小川が流れている板橋を渡り、飛び石の上をそぞろ歩くのもまた楽しい。














































「山崎山」の「花見橋」付近には、龍の形をした自然石があり、「龍石」と言われ、他の「虎石」、「獅子岩」とともに兼六園を守る「三要石」と呼ばれている。その近くに紅色の花弁に白いまだら模様がある椿が咲いているのが見えたが、これを「龍石の椿」と呼ばれている。

2023年3月19日日曜日

河津桜 白山市

今回は、早咲きの桜が満開になったということで、白山市の西米光町に行った。国道8号線を走って「美川インター」に向かって右に曲がり、さらに途中で右に曲がり、急旋回した所で、突然きれいな桜並木が見えた。川幅3~4mの「堂尻川」沿いの片側約300m(?)に渡って濃いピンクの桜が咲いていた。



















この桜は「河津桜」といって、数年前に静岡県河津町で毎年2月ごろ咲伊豆の温暖な気候と早咲きの特色を生かし全国的に有名になり、今ではソメイヨシノが咲くのを待ちきれない人が多く見に来る話題の桜である。
「河津桜」は沖縄などを中心に咲くカンヒザクラと早咲きのオオシマザクラの自然交配種と考えられている。























石川県でもこの「河津桜」の咲く場所が数か所あり、金沢市内でも犀川下流方向の「桜田町」付近に何本か咲いていると聞いている。

































すっかり満開になった「河津桜」の美しさを堪能している人たちが見えるが、向こうに見える低山は南部丘陵の山並みで、この辺りはのどかな場所である。


















花弁は5枚で大きく、淡いピンク色であるが中央は濃いピンク色をしている。そのため白っぽいソメイヨシノより濃いピンク色に見える、


















川面の生える「河津桜」は、一層きれいに見える。
































花弁の間に所々葉っぱも見えたが、かなり大きな葉である。


















この「河津桜」は、開花して4~5日で満開になってすぐに散るソメイヨシノと違って、満開になってから約1か月は楽しめる桜であるという。
























この場所からは、まだ残雪で真っ白な白山連峰がはっきり見える。


2023年3月15日水曜日

13代藩主の能登巡見巡り(8)喜多家③

 13代藩主の能登巡見巡り(7)喜多家②の続きで、さらに喜多家の中を見る。

式台の間の土縁から庭を見る。



















老樹の下一面に青苔が広がり、木々の裏に五重の石塔がありさながら京都の苔寺を思わせる。






































あまり多くの部屋があって、後からどの部屋かよくわからなくなったが、「本座敷」であろうか(?)壁がきれいな紅殻色で、床の間と横の棚に昔使われた用具や祭りの時に使われた「お面」が飾られていた。


















柱の上の「釘隠し」


















台所には「流し」や炉にお釜、料理用の道具などが置かれている。


















囲炉裏の上に自在鉤が付いている台所から「内玄関」を見る。


















奥の廊下側に「書院の間」があるが、金色の壁の床の間と丸窓の障子が茶室風の部屋である。


















その隣には、さらに8畳の二つのお部屋があった。


















ここの当主が趣味として使っていたのか「ゴルフクラブ」や「麻雀パイ」がウィンドーに飾られていた。


















赤や黒の漆に金箔や螺鈿が付いている茶箪笥(?)や茶道具


















庭にある別の建物は、「喜多蔵」(展示収蔵庫)である。


















蔵の中には、新田義貞の家紋を用いた喜多家の家紋である「丸に一つ引き」と獅子頭が展示されている。
























喜多家に伝わる銃や甲冑、そのほか多くのお宝が収納されている。


















3代藩主前田利常の書状が貼られた掛軸