2022年5月27日金曜日

奥卯辰山県民公園(2)

 奥卯辰山県民公園(1)の続きで、広大な芝生の中に「とんぼテラス」という木造平屋建ての洒落た建物がある。



















一服したり弁当を食べたりする場所で、売店や自販機やギャラリースペースもある。


















この奥卯辰山に、55年ほど前の私が学生の頃にゴルフ場があったという記憶があったがその写真が掲げられていた。


















芝生の一角に子供たちの遊び場がある。滑り台やアスレチックスなどに多くの子供たちが遊んでいた。


















そして広々とした芝生には、「パークゴルフ」という手誰でも手軽にやれるゴルフ場が2コースあり、多くの人が楽しんでいた。この風光明媚な場所で私も一度やってみたいと思っている。
































傍らに大きな杉が何本かあったが、これは昭和58年に全国植樹祭で昭和天皇が臨席され、山中町にある「大覚の大杉」から採取した種子を県の林業試験場でお手まきになった杉だと案内板に描かれていた。
























藤は、いつも藤棚からぶら下がっているきれいな花ばかり見ていたが、根元の木はこんなにくねくねした細い木なのだ。


















帰りに「奥卯辰山県民公園」の近くに、自然の中には似つかわしくない異様な高い塔がある階段の両側に旗が立っていたので寄ることにした。高い塔の横に建物があり「日本山妙法寺」の扁額がかかっていたおり、「妙法寺」といえば、寺町にある日蓮宗のお寺だ。中に入るとお仏壇があり、「ウクライナに平和を」、「ロシアに平和を」の垂膜が下がっており、天井には「気」と筆で描かれた大作が貼られていた。


















「金沢仏舎利塔」の由来が描かれていた。


















ここは、終戦後インドのネパール首相が、日本国の平和建設のためにと言って送られた御仏舎利様が祀られているという。御仏舎利塔建立を発願したのは、40年ほど前にスリランカのスリーバーデで、日本国に御仏舎利塔を建てて、仏教を新たに興隆して世界平和のために役立たせようというもので、今は全国に40何か所が立っているという。
























ここまで来たからには、この急な階段を上って、お祈りしてきた。そしてさらに眺望がよくなった。


















帰る途中、金沢市街とは反対側に、住宅地が見えたのは「山王、夕日寺」の街並みであろうか?


2022年5月23日月曜日

奥卯辰山県民公園(1)

 今回は、先日新聞に「キショウブ」が見ごろだと載っていたので、久しぶりに「奥卯辰山県民公園」に行った。ここには35年前に東京から金沢へ来たときに、2年ほど「小坂神社」付近の借家に住んでいたが、その時、小学生と幼稚園生だった子供たちと一緒によく来たところだ。その時は池はあったが、アスレチックス遊具があり、広い芝生があった。また裏手には、幼児用のそりによる滑り場があり、雪が積もった時に来たものだ。今はすっかり変わってしまって、その面影はない。

駐車場から見る眺望:金沢中心街方向

大きな建物は金沢大学病院とその横の金沢美術大学



野田山方向

遠くに見えるまだ雪が残る山々は、富山県境にある「大門山」、「大笠山」、「笈ヶ岳」か(?)



















大池の周りには黄色や紫の菖蒲が所狭しと咲いていた。
















































紫の花は、白色に黄色の筋があるので「ハナショウブ」だろう。


















水面の大きな葉の上に白い花が咲いている「ハス」は、まだこれから大きくなりそうだ。


















以前、大池に見た大きな白鳥は、小屋の中にいた。


















近くにバーベキュー場があり、テント付きの20のバーベキューサイトがあり、さらに車がそれぞれのサイトの横まで乗り入れることができるので持ち物の運びが楽である。こういう自然の中で食べる焼肉はさぞおいしいだろう。


















1棟の炊事場があり、鉄板なども置かれていた。














2022年5月18日水曜日

城北通(5)旧高道町

 城北通(4)旧金屋町の続きで、さらに鳴和方向に歩くと、向こうの方は少し蛇行していて先が見えない。

























この辺りの店は、昔からやっている店が所々に開いている。こちらは加賀銘菓の「越野菓子店」で、「加賀御紋」や「香我」などの和菓子が並べられていた。



















こちらは「窯元 文七」という店で、「大樋焼」の湯飲み茶碗や花瓶など渋い感じの焼き物が並べられていた。



















そして「旧高道町」の標柱が立っていた。「藩政初期の北陸道は、現道路よりやや西にあったいまの道が山側で高いところを通ったので、この名で呼ばれるようになった」とあった。
























「城北通」の大通りにあるこの辺りの山側の小路は何本かあるが、どれも入口から坂になっている。そしてその先は「卯辰山寺院群」でお寺が多くあるところである。こちらの右手には「蓮覚寺」が見える。
























そしてこちらの小路の先には「心蓮社」がある。



















こちらの小路の先は「飴買い幽霊」で有名な「光覚寺」がある。











 












この小路の向かいには、この辺りでは珍しい新しい立派な店があった。看板には「創業150年 越中屋・越田商店」とあったが、明治時代から質屋などをやっていたようだ。



















その先を歩くと「中谷肉店」の店があるが、以前はこちらの店で老夫婦だけで肉を売っていたが、今は別の所でその息子たちが中心となって売っている所がある。「ここの肉はうまい」と我が家では評判で、孫の誕生日などに「すきやき」などやる時に、わざわざここまで買いに来ていた。
























昨年の暮れに、その新しい店がある神宮寺の「NIKUO」の店に、私がおせち用の肉を買いに行った時に写したもの。店の建物の外観も素晴らしく、以前の店とはすっかり変わっていた。



















店内は広々として、ウィンドーの中にはおいしそうな赤い生肉が並べられていた。



















店の奥には肉の作業場があり、何人もの人が忙しそうに働いており、店内もすっかり変わっていた。



2022年5月12日木曜日

城北通(4)旧金屋町

 城北通(3)旧森下町③の続きで、「本江屋酒造食品」の店の斜め向かいに、立派な町家があった。ここは「ギャラリー&カフェ 椋」という店で、金沢市の提案もあり「金澤町家再生モデル」第1号として改修した町家であるという。130年前に建てたという町人系町家で、当時は材木商を営んでいて、その頃は、この辺りも大きな店が多く、 ここも間口が広くどっしりした町家である。




















中に入ると、広くて素晴らしい居間や座敷があった。お仏壇や床の間が見え、床の間の横の障子の桟の文様も洒落たものであった。



















ミセノマから奥までトオリニワがあり、中央にある居間の前は、天井が高く吹き抜けの空間に太い梁が見られた。ここは横の窓からの明り取り入れている。さらに細い柱に小さな照明が付いていた。
























トオリニワの奥には「坪庭」があり、赤い花が咲いている木々や灯篭、飛び石などがあった。
























ミセノマには、いろいろな作家さんのさまざまな陶芸作品(皿、湯飲み茶椀、コーヒカップなど)やガラス製品、アクセサリー、木のスプーンなどが数多く並べられていて、お客さんの目を楽しませてくれる。

































また、他に珍しいレコード盤がたくさんあり、最近は若者の人気のジャズやポップス系のものが置いてあるので、ご主人はお客さんが工芸作品より、こちらのレコードを探す人の方が多くなっていると言っていた。



















この近くに「旧金谷町」の標柱があった。「もと今の尾山神社の地あたりにあった。藩の初め、銀座役金屋彦四郎らが居住し、金銀貨を鋳造したのでこの名がつけられ、元和の初め、この地に移されたという。金谷町とも書いた」とあった。
























「森田医院」の駐車場の一角に、かなり年月の経っていると思われる大木と灯篭、石などがある小さな庭が残されていた。藩政期頃からの庭であろうか?
























またその隣には、「パソコン修理店」と「中堀銃砲火薬店」とがつながった店があった。銃砲店は今はほとんどやってないように見えた。




















またさらに歩くと「加賀料理 秋月」という料亭がある。ここには、親戚の法要や孫のお食い初めなどで入ったことがある。料亭は金沢の町の中心にはいくつかあるが、金沢北部方面では、ここぐらいしか知らない。













2022年5月7日土曜日

白山ホワイトロード・中宮温泉

 今回は、ゴールデンウィーク中で街中は混んでるだろうと思い、先日「白山ホワイトロード」の無料ゾーンが開通したと聞いたので、ドライブがてら山奥の大自然を見に行くことにした。



















ゴールデンウィーク中で街中は大変な人出だが、ここまで来る人は少なかった。近くの山は、残雪があり新緑がきれいだ。


















川の水も清らかで美しい。こういう光景は見ていても飽きない。


















1時間15分くらいで、「中宮温泉ビジターセンター」に着いた。


















館内は、白山付近に生息する動植物(顔山植物やブナなど)、白山火山の歴史や白山麓の人々の生活などを紹介展示している。


















この地は元小学校だったらしく、教室が復元されていた。(?)


















雪深いところなので稲わらで作られた防寒具やカンジキ(深く積もった雪の上を歩いてもゴボラない【金沢弁】)などが展示されていた。































剥製のカモシカやクマなども展示されている。





































「岩間温泉の噴泉塔群」の写真があったが、温泉が噴き出す奇岩があり昭和32年に天然記念物となったそうである。10数年前にある仲間から見に行かないか誘われたが、都合により行かなかった記憶がある。今からいけないかここの施設の人に聞いたら、車で20分以上で、その先歩いて4kmだという。さらに今は車の道が倒木などでふさがれているので行けないと言っていた。


















川の水は、透き通っいてきれいだが雪解け水で冷たそうだ。





































川の向こうの岩肌から細い滝が、あちこちに見えた。
























有料ゾーンは6月20日以降に開通するそうだが、その手前の右側の道を行くと「中宮温泉」の宿屋が2軒あった。ここは、白山登山をする人達の疲れをいやす、憩いの温泉であろう。


















宿屋の奥の方に行くと露天風呂と足湯があった。ちょっとお湯を触ってみると、ちょうどよい湯加減だった。


















そして近くに「薬師堂」と「地蔵堂」が置かれていた。


















その横には、素晴らしい四段落ちの滝があった。久しぶりに山奥の大自然を満喫できよかった。