西茶屋街付近の様子 2019初夏(1)の続きで、その隣には最近まで芸妓さんがいる「お茶屋さん」だった所を改修した新しい店がオープンしていた。店の前にはオープン記念の花がずらりと飾られていて、ピンクの暖簾も栄えていた。
ここには「人形博物館」として風情あるお茶屋の部屋の雰囲気に合わせて、古典人形、市松人形、金沢ゆかりの人形など、様々な伝統的人形を展示、紹介しているという。
パンフレットより
「美音」の建物の2階には、日よけのための簾がかけられていた。また家の前にはいろいろな形状の「灯り」があり、暗くなるとこの「灯かり」が風情にある雰囲気を醸し出す。9月に開かれる「金沢おどり」などのポスターが貼られていた。その隣の「華の宿」の建物は、現在改修中である。現役の芸妓さんが入ったので、夜に踊りを見せるように店の中も大幅に変えるのであろうか?
向かいの「明月」にも2階には日除けの「簾」が掛かっており、1階には玄関の両側に「竹垣」が張られられていた。「乃莉」さんの看板もひときわ目立つ。
西茶屋街の「検番」は大正ロマンの香りはする古めかしい建物で、薄青い色の下見貼り板に、下のほうは「笏谷石」か?屋根の上には尖ったポールが建っているが、そのころの屋根のデザイン的なアクセントか?玄関前の石橋もなかなか風流である。
玄関の柱の間のアーチ状や軒先下の細かい模様 なども凝っている。
下の写真は、以前ここの「検番」の中の舞台でやっていて私も参加した「夏まつり」の様子。
さらに奥に入っていくと「竹箒」を並べたような塀や、蓮華風の灯篭などがある家があった。
この辺りの道路は、茶屋街らしく細い道路は入り組んで迷路のようになっている。