2019年7月10日水曜日

日光 那須ドライブ(9)那須高原

日光 那須ドライブ(8)鬼怒川温泉の続きで、那須塩原温泉で宿泊した後、次の日「那須高原」に向かった。ここも見たいところはたくさんあるが、あまり時間がないので、「那須平成の森」へ向かった。途中の道路から見えた緑の山々の中に、ここだけ白い石が多くあり遊歩道もあったので、歩いて見ることにした。遊歩道の奥の斜面には今でも異様なにおいがして近づくことはできない。



















ここは「殺生石」と呼ばれ、この窪地に有毒な火山ガスがたまりやすく、それが噴出してできた溶岩が多くたまる場所だという。
 松尾芭蕉が弟子の曽良を連れて始めて「九尾の狐」が眠る「殺生石」を恐る恐る訪れているという。「石の毒気いまだ滅びず、蜂蝶のたぐひ 真砂の色の見えぬほど重なり死す」と字余りの句を詠んでいる。



















「殺生石」の由来が描かれていた。




















「殺生石」へ行く途中に多くの地蔵さんが並べられていたが、「千体地藏」と呼ばれいて、一人の石工職人によって作られたというが、このお地蔵さんの手が大きく、命あるものの平安を祈るために大きな手をしているという。




















「那須温泉」はこの「殺生石」が源泉でここに「源泉採取所」があり、創建は34代舒明天皇の時代に、狩野三郎行広が弓で射た大白鹿を追っていたところ、温泉に浸かり鹿を発見したのが「那須温泉」始まりと伝えられている。




















その後、さらに奥に入り「那須平成の森」へ行った。ここは、那須御用邸を囲む森の北側半分を国立公園として開放した560haの広大な森である。そこの「フィールドセンタ」に入ると「ふれあいの森」コースの地図があり、これをもとにして少し歩いた。手軽なハイキングが楽しめる。








































「フィールドセンタ」には、今が時期の「ツツジ」の種類についての写真や絵などが貼られていた。

































「八幡埼」付近にはツツジの群落があり、「かおり風景100選」に選ばれ約20万本のツツジが群生しているという。また眺望もよいところである。



















「ヤマツツジ」や「レンゲツツジ」が真っ赤に染まっていた。




















ちょうどこの時期は「フジ」の花もきれいに咲いていた。



















その後、「道の駅」でランチをとった。「那須高原」は、他にもいろいろ見たいところがたくさんあったが、2泊3日ではとても無理だった。いつ来れるかわからないが、またの機会にして金沢へ帰ることにした。