2019年7月3日水曜日

日光 那須ドライブ(7)日光山輪王寺

日光 那須ドライブ(6)日光東照宮⓹奥宮の続きで、その後、「日光山輪王寺」に行った。ここは、奈良時代の766(天平神護2)年に勝道上人が日光山を開き、四本龍寺を建てたのが始まりで、平安時代に空海などの高僧の来山が伝えられ、関東の一大霊場として栄えたという。



















全国でも珍しい天台密教会形式の御堂である「三仏堂」は、日光山の総本山であり、日光山内最大の木造建築である。



















日光三社権現本地仏の御本尊が祀られているが、高さが7.5mの木彫座像としては国内屈指の大きさだという。「馬頭観音」は煩悩や災いを払いのけ、mた交通安全の仏様と知られる。「阿弥陀如来」は先祖を守り人々に生きる力を与える仏様だという。「千手観音」は多くの手は、救いの力を象徴している。その手一つ一つに眼ががあるという。





「ココミル日光」より













「大護摩堂」は日光山唯一の護摩祈願所で、密教の修法の一つである、火を焚き、祈祷する護摩が毎日行われているところである。



















その隣にある「護摩天堂」は、以前使われていた建物であろうか?



















「相輪とう」は、1643(寛永20)年に世界平和、国家安泰を願い家光公の発願により建てられた13.2mの青銅の塔である。内部には1000部の経典が収められている。



















この日光山輪王寺には、「逍遥園」という江戸時代の池泉回遊式の庭園がある。兼六園の「霞が池」と同じように琵琶湖を模して造られたという。後から知ったので残念ながら見なかった。



















日光山輪王寺の駐車場の先の小さな新緑の庭の中を歩いていくと、レストランが集まっているところがある。




















この建物は、「西洋料理 明治の館」といレトロな洋館の建物で、国の重要文化財になっている。蓄音機を日本に紹介したというアメリカ人貿易商の別荘だったところを利用したレストランである。



















玄関も洒落ていて、赤、青、茶などいろいろな日光石がはめ込まれている18世紀に英・米で流行したジョージア式の建物である。ここに入ってランチをとることにした。



















ここで「オムライス」を注文して食べたが、ケチャップ味のチキンライスにふんわりとろけるオムレツがトッピングされていて、大変おいしかった。
室内のシャンデリアや暖炉もクラシカルな雰囲気で、その上に日本の蓄音機の父と言われる「ホーン」の写真も飾られていた。