2023年3月2日木曜日

お堀通り(白鳥路)

前回の「 山田詩朗家住宅」を見た後、その向かい側が入口の「お堀通り(白鳥路)」に行った。ここは、私が10代のころまでは兼六園に行くときなどに歩いたり自転車で通ったところで、懐かしいところである。



















その時は今みたいに整備されていなく、鬱蒼と茂った木々が両側にあり、昼でも薄暗かったように記憶している。


















藩政期の天保期の金沢絵図を見ると、「石川橋」から「大手門」まで、すなわちこの辺りはお堀があったと描かれている。













今は堀はなく道路となっていて、所々に彫刻された像が飾られており、さながら彫刻の森という感じで、近くにあれば散歩コースとしたいところである。

































下の写真の像は「高い高い」という題が付けられていた。
























金沢の「三文豪」の像が並んでいた。スーツにネクタイ、手にたばこと帽子を持った「徳田秋声」、兎を手に抱えた派手な柄の着物姿の「泉鏡花」、着物姿で本を持って座っている「室生犀星」と3人の特徴がよく出ている。


















そういえば今「県立図書館」で「三文豪とアルケミスト」ということで、下図のようなクリアファイルをもらった。若者にも文豪のことを知ってもらうためか(?)女性的な顔できれいな着物を着た剣士として三文豪が描かれていた。どれが泉鏡花かなどは何となくわかった。

































兼六園下の通りに近づくと加賀藩祖「前田利家」がナマズ兜を被った勇壮な像が置かれている。
























利家像の傍らに、橋場町の武家地跡にあった、高さ12m、幹回り2mの金沢市指定の保存樹クロマツを3年前に移植したという。
























池の向こうには、大きな石と雪吊りがなされた木々の間から金沢城の「石川門」が見える。この辺りも私が子供のころとは随分変わった。


















この道沿いの所々に水が流れている。昔はこの通りの右側の崖の上に「金沢大学」、左側にはレンガ造りの「裁判所」があった。


















私はこれまでまだここでは見たことがないが、夏になると「ホタル観賞会」がある。「ホタルの一生」やゲンジボタルとヘイケボタルの違いの説明版が架かっていた。




















水近くには、野鳥も来ていた。かなり近づいて撮ったが逃げなかった。



















「大手門」の横にはツバキも咲いていたが、確か私が小学生の頃に「児童図書館」がここにあったと記憶しているが(?)