前回の「 山田詩朗家住宅」を見た後、その向かい側が入口の「お堀通り(白鳥路)」に行った。ここは、私が10代のころまでは兼六園に行くときなどに歩いたり自転車で通ったところで、懐かしいところである。
藩政期の天保期の金沢絵図を見ると、「石川橋」から「大手門」まで、すなわちこの辺りはお堀があったと描かれている。
今は堀はなく道路となっていて、所々に彫刻された像が飾られており、さながら彫刻の森という感じで、近くにあれば散歩コースとしたいところである。
下の写真の像は「高い高い」という題が付けられていた。
そういえば今「県立図書館」で「三文豪とアルケミスト」ということで、下図のようなクリアファイルをもらった。若者にも文豪のことを知ってもらうためか(?)女性的な顔できれいな着物を着た剣士として三文豪が描かれていた。どれが泉鏡花かなどは何となくわかった。
利家像の傍らに、橋場町の武家地跡にあった、高さ12m、幹回り2mの金沢市指定の保存樹クロマツを3年前に移植したという。
この道沿いの所々に水が流れている。昔はこの通りの右側の崖の上に「金沢大学」、左側にはレンガ造りの「裁判所」があった。
水近くには、野鳥も来ていた。かなり近づいて撮ったが逃げなかった。