2023年3月15日水曜日

13代藩主の能登巡見巡り(8)喜多家③

 13代藩主の能登巡見巡り(7)喜多家②の続きで、さらに喜多家の中を見る。

式台の間の土縁から庭を見る。



















老樹の下一面に青苔が広がり、木々の裏に五重の石塔がありさながら京都の苔寺を思わせる。






































あまり多くの部屋があって、後からどの部屋かよくわからなくなったが、「本座敷」であろうか(?)壁がきれいな紅殻色で、床の間と横の棚に昔使われた用具や祭りの時に使われた「お面」が飾られていた。


















柱の上の「釘隠し」


















台所には「流し」や炉にお釜、料理用の道具などが置かれている。


















囲炉裏の上に自在鉤が付いている台所から「内玄関」を見る。


















奥の廊下側に「書院の間」があるが、金色の壁の床の間と丸窓の障子が茶室風の部屋である。


















その隣には、さらに8畳の二つのお部屋があった。


















ここの当主が趣味として使っていたのか「ゴルフクラブ」や「麻雀パイ」がウィンドーに飾られていた。


















赤や黒の漆に金箔や螺鈿が付いている茶箪笥(?)や茶道具


















庭にある別の建物は、「喜多蔵」(展示収蔵庫)である。


















蔵の中には、新田義貞の家紋を用いた喜多家の家紋である「丸に一つ引き」と獅子頭が展示されている。
























喜多家に伝わる銃や甲冑、そのほか多くのお宝が収納されている。


















3代藩主前田利常の書状が貼られた掛軸