2023年3月19日日曜日

河津桜 白山市

今回は、早咲きの桜が満開になったということで、白山市の西米光町に行った。国道8号線を走って「美川インター」に向かって右に曲がり、さらに途中で右に曲がり、急旋回した所で、突然きれいな桜並木が見えた。川幅3~4mの「堂尻川」沿いの片側約300m(?)に渡って濃いピンクの桜が咲いていた。



















この桜は「河津桜」といって、数年前に静岡県河津町で毎年2月ごろ咲伊豆の温暖な気候と早咲きの特色を生かし全国的に有名になり、今ではソメイヨシノが咲くのを待ちきれない人が多く見に来る話題の桜である。
「河津桜」は沖縄などを中心に咲くカンヒザクラと早咲きのオオシマザクラの自然交配種と考えられている。























石川県でもこの「河津桜」の咲く場所が数か所あり、金沢市内でも犀川下流方向の「桜田町」付近に何本か咲いていると聞いている。

































すっかり満開になった「河津桜」の美しさを堪能している人たちが見えるが、向こうに見える低山は南部丘陵の山並みで、この辺りはのどかな場所である。


















花弁は5枚で大きく、淡いピンク色であるが中央は濃いピンク色をしている。そのため白っぽいソメイヨシノより濃いピンク色に見える、


















川面の生える「河津桜」は、一層きれいに見える。
































花弁の間に所々葉っぱも見えたが、かなり大きな葉である。


















この「河津桜」は、開花して4~5日で満開になってすぐに散るソメイヨシノと違って、満開になってから約1か月は楽しめる桜であるという。
























この場所からは、まだ残雪で真っ白な白山連峰がはっきり見える。