今回は、 長町武家屋敷跡周辺に用事があり、終わった後で仲間とランチに金沢町家を改装した「ごはんカフェ くりの樹」に行った。
「野村家」の横の通りを少し入ったところにあり、1年半前にオープンしたという新しい店である。
床の間には、尾山神社の宮司さんの「福寿」と描かれた掛け軸ときれいな生け花が飾られていた。窓側の障子も洒落た文様になっていたおり、その下のテーブルには金沢伝統工芸品の「加賀てまり」が置かれていた。
早速、おひつに入った地元の「ひゃくまん穀」のごはんと7品のおかずが付いてきた。さすがに「ごはんカフェ」だけあって、暖かいおいしいごはんと新鮮な食材を使ったおかずはどれもおいしくいただいた。
帰り際には、玄関横に素敵なブローチやイアリングなどのアクセサリーが並べられていた。
安政期の地図を見ると「野村家」の隣に「不破家」そしてその裏には「入江家」が載っているが、現在はそれら敷地がいくつかの家に分かれたのであろう。
左官の技術と珪藻土、保湿性のある材料からいろいろな製品を作っていて、その展示販売している店だという。珪藻土と言えば「七輪」などはよく知られているが、ここでは、カップ、コースタのほかに、風呂上りなどに使うマットがあった。濡れた足を載せても保湿性があるためすぐ乾くという面白いものを見た。