尾崎神社(2)境内の続きで、次に拝殿・幣殿、本殿の中を昨年11月に見たので紹介する。
屋根は入母屋造り銅瓦葺で、正面が向拝と据破風で、その他の桟方向は入母屋造りである。軒瓦の文様は、軒平は唐草、軒丸は三巴紋である。
屋根下の垂木は二重に細かくでており、両側に縦横の格子状に蔀戸が組み込まれている。両開きの桟唐戸には唐花と唐花の透かし彫り、そして金属の徳川家の葵の御紋が付いている。
拝殿正面の両側の柱の木鼻は龍が彫られている。この2本の柱は水引梁で繋いでいる。
拝殿の中にも「尾崎神社」があり、葵の御紋が染められた白い幕をくぐり中に入る。
梁の上に彫刻付きの蟇股と組み物が周囲の所々に付いている。
参拝者が幣はくを捧げる幣殿からは「中門」が見える。