金沢蓄音機館(1)の続くで、さらに館内を見学する。
17代前田家当主の「前田利建」氏は蓄音機に非常に興味を持っていたらしく「電蓄回顧録」が展示されていた。多くの種類の蓄電器関連のものを購入したり修理していたことから、よっぽど趣味として凝っていたのだろうか。
館内の2階には、歴代の手回しばかりの有名な蓄音機が7,8台並べられていて、ここで当時のレコードと当時の蓄音機で、その音色を聞き比べる催しをやっていた。蓄音機やレコードなど説明員がいてその特徴を分かりやすく聞くことができた。その音色はさまざまであるが、どれもよい音色に聞こえ、説明員からどれがよいかといわれてもよく分からなかった。
蓄音機は雑音が聞こえるが、演奏者が目の前にいるような臨場感とぬくもりが感じられ、今のCDとは違う懐かしさが感じられる。
これはエジソンは蓄音機を発明したころのもので、レコードといっても平円盤型ではなく筒状のものだが、それなりによい音色が聞こえた。
こちらはスピーカ部分がラッパ型の木製で、扉を開くと出てくる。
1948年に片面20分以上再生でき、丈夫な塩化ビニール製のLP(ロングプレーイング)レコード(直径30cm盤 33 1/3回転)が登場した。
「金沢蓄音機館」の概要説明のポスターが貼られていた。
「バレルピアノ」は、オルゴールのようなもので、おおきなシリンダを回転させて、表面の角でハンマをはじいて音色出すものである。