辰巳用水巡り(兼六園~尾山神社)(1)の続きで、その後、外に出て兼六園内の用水を巡った。まず石引通から「山崎山」に入ってくる「沈砂池」に行った。
ここの出口にはコの字の石の枠があり、ここを乗り越える水だけが中に入っていく。砂は重いから沈むはずである。
そして、惣構えの山の洞窟の中を通って、曲水の入口に出る。洞窟の中には流量調整弁が入っていて、一定の流量が流れるようになっているという。
山崎山の土橋までの曲水は、石組みの護岸が素晴らしい所である。
そして、曲水の「蓮華灯篭」付近の向かい側に水門があり、「明治記念之標」の前を通って「七福神山」の前の曲水に合流する。
そして、「板橋」手前の丸く出ている曲水の所に水門があり、この水は「翠滝」や「長谷池」へ流れている。
霞が池の内橋亭付近から流れてくる水と合流して「翠滝」へ流れる。
この流れの先が「翠滝」で、「瓢池」に落ちるところだ。
「瓢池」からは蓮地門通り側に水門があり、ここからは通りの向かいの「いもり堀」への流れとなる。
そして茶店の「三好庵」の下には「黄門橋」の方から「瓢池」へ行く流れである。
「ことじ灯篭」付近からの流れは「噴水」のある池を通って、「黄門橋」、「瓢池」に流れる。