2018年10月17日水曜日

工藝回廊巡り(1)尾張町、新町

今回は、10月から11月にかけて「金沢21世紀工藝祭」が金沢市内及び近郊で開催されているが、その一環として金沢町屋に作家とギャラリーが工芸作品を展示するというイベント「工藝回廊」を見て回った。
























この工芸会場を10か所巡ってスタンプを集めるとプレゼントが当たるということで、できるだけ多く回ることにした。



















まず尾張町にある以前古本屋だった店を改装して古本とギャラリーを併設する「セリフエス」に入った。



















ボディが鮮やかな色で塗られた山中漆器で、蓋はガラスで作られたワインなどを入れるボトル。



















ベースが真鍮の半円錐形の上にレトロ(明治か大正時代)な少し黄色がかったガラスの上にロウソク立てがある作品。 真鍮の円錐形のリングの中にスペアのロウソク立てが入っている。



















下新町にある「佃の佃煮」の店の中に入った。




















指物師が作った箱で、まず箱の下部分を無垢材から彫って受け箱を作り、次にスムーズに開けられるように受け箱に合わせて無垢材を彫って蓋部分を作るという。神代杉(水中に使ったり土中にうずまったりして長年たった杉)や屋久杉など高級な材料が使われていた。



















いろいろな形状でいろいろな種類の高級な木のフラットな板材に置物が置かれていた。



















ヒノキ材に螺鈿を付けて漆を塗って磨いたブローチなどのアクセサリー



















布の麻に漆をしみこませ形状を作った皿は非常に軽いものであった。布がベースの皿は珍しい。



















おにぎり形に洒落た文様が入った箱も、麻に漆を浸み込ませて作ったもの。



















下新町の「佃の佃煮」の横にある有名な「久保市神社」



















その神社前には、材質は薄い板金を曲げて貼り合わせて作った、一見ワニのようなちょっとグロテスクなクジラが海面から飛んでいる姿を現している作品が置かれていた。