先日(9月18日)の新聞に、禅寺「香林寺」の彼岸花が見ごろであるという記事が載っていたので行って来た。ここは、最近「願掛け寺」として有名で、恋や結婚に効果があるということで若い女性など観光客が多くなってきている寺だ。
香林寺は、1653(慶安4)年に加賀藩家老の青木五兵衛が3台藩主利常に願い出て、長岩和尚を開山として建立された。現在の本堂は江戸時代末期に建てられたという。
歴代の住職は病気や悩みに苦しむ人々を本堂左に安置される霊薬不動のお力を借りてお救いになられたという。ご本尊「釈迦無尼仏」でお参りしたが、カメラ禁止だった。
本堂内にある地蔵菩薩も安置され「お子抱き地蔵」と呼ばれ、安産、子授け、子供に関する願い事を叶えるために多くの人が参拝されるという。地蔵のお腹あたりに小さな地蔵が乗っている。
座敷には、友禅作家で人間国宝の木村雨山が子供と一緒にここに2年間くらいいたらしいが、願掛けが叶ったお礼に残した色紙が飾ってあった。
座敷の奥から庭がきれいに見え、ここで住職が願掛けが叶う「幸福の道」と名づけられた庭の廻り方を説明してくれた。
「幸福の道」には、十二支像と白不動が安置されているが、まず道を2周して、3周目に自分の干支の前に行き合掌してお参りし、最後に白不動さんで祈願すると叶うという。相手がいる場合は
そのお相手さんの干支にお参りするとよいとのことであった。
干支の像には、恋愛や結婚祈願、健康祈願、合格祈願などの願いを書いた色とりどりのタスキがたくさん掛けられていた。
白不動に触ると美白になれるとか。
白不動の脇には、今が見ごろのきれいな白い彼岸花が咲いていた。
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