今回は、金沢の奥座敷といわれる湯涌温泉に行った。
ここは以前から。会社の忘年会や学校の同窓会あるいは近場の
ドライブなどで何度か訪れている。
伝承では718年に羽を休めていた白鷺が飛び立った泉から
温泉が湧き出ていたのを、近隣の職人が発見したのが始まりという。
藩政期には歴代藩主の湯治場としても栄えた。
以前に何度か入ったことがあるが、白雲楼という立派なホテルがあった。
できた頃は東洋一のホテルといわれたが、ここ10数年前に
閉鎖してしまった。
建物はまったくなくなって、今は芝生の公園になっているという。
まず温泉街の奥にある玉泉湖を一周した。
ここは湯の川をせき止めて造られた人造湖だそうだ。
玉泉湖のほとりに雪を蓄える氷室小屋が建っていた。
氷室開きには夏の風物詩として観光客に人気がある。
雪詰めは1月の最終日曜日、氷室開きは6月30日に行われている。
今はひっそりとしていた。
白鷺の湯(湯涌温泉総湯)の横の階段を上ると薬師堂という仏堂がある。
境内には竹久夢二の詩碑があった。
また、階段の途中には足湯があり、多くのお客さんが、足湯に浸かって
一息していた。
湯涌温泉といえば、やはりなんといっても有名なのが、1917年に
人気作家の竹久夢二が愛人の笠井彦乃を連れた逃避行で約一ヶ月
逗留した場所である。その旅館は今でもあり、「お宿やましたや」ということらしい。
金沢湯涌夢二館は、夢二ゆかりの品々が陳列されている。
以前にも入っているので今回は入らなかった。
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