前回の続きで、清水誠の顕彰碑から車道を上がって
脇の道に入ると、覚林寺の裏に出た。
そこにはペットの立派な墓があった。よっぽどかわいがっていたのであろう・
また、その上に善妙寺という寺があった。
ここには泉鏡花の作品に出てくる摩耶夫人像が安置されている。
また、8mの高さのある日蓮上人像が建っていた。像は日本海のほうを
にらみつけているようであった。
境内はゆるい坂になっているが、中学生のときに卯辰山のスキー場の帰りに
この坂を何度も滑った記憶がある。そのときには、今ある日蓮上人像が
なかったような気がする。
次に玉兎ヶ丘に行くと鶴彬の句碑があった。
鶴彬は反戦の川柳作家で、歩兵7連隊で共産青年同盟の機関紙を配る
「赤化事件」を起こしたことで有名である。
望湖台に上がると、徳田秋声の文学碑があった。
士族の子であることから武家屋敷の塀の形をしているが、この塀には
室生犀星などが書いたものと思われる板が貼ってあった。
望湖台はその名のとおり金沢市街がよく見わたせ、日本海がくっきり見えた。
帰りに「スカイ&ブルー」というカフェに寄った。ここからの眺めも最高で
見晴らし抜群のカフェであった。
店の人に聞くと、ここはもうすでに28年前に開店したという。
私が東京から金沢に来てすぐの1年半はこの近くの小阪神社付近の
借家に住んでいたが、その頃にはもうすでにあったということになる。
今回の散歩の場所は以前にも何回か来たことがある場所だが、
ゆっくり見て歩くのは初めてで、新しい発見があった。
2時間10分 、4200歩の散歩でした。天気がよく気持ちがよかった。
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