兼六園の桜の花も5分咲きぐらいになったようだが、この日はまた、「玉泉院丸庭園」に行ったが、いつ来ても素晴らしい庭園だと思う。ただここは紅葉の時期はかなりきれいだが、桜の木はあまりなさそうだ。(3月27日)
中央に見える白い花が付いた木は「こぶし」か。その横に見える「三十間長屋」の建物は、屋根瓦の修理のためテントで覆われている。1年もかかるらしいが、城の櫓が見える景色はやはり違うので、もっと早くしてもらいたいものだ。
休憩所の前にある庭を一望する場所の横に、竹の柵の中に茶庭に模して、蹲と灯篭が置かれている。灯篭は黒い「坪野石」か。蹲には、水が入る丸い穴の開いた「手水鉢」の前に「役石」として、水を柄杓で人がかがんで掬う時にのる「前石」、左右に「湯桶石」と「手燭石」が置かれ、その四つの石の中央に「海」(水門i石)と呼ばれる所に、排水溝を隠すために小さな「土留石」が置かれている。ここには朱色の石が一つ目立っている。その前に「飛び石」があり、入口にはこれより進むのはダメという紐で結ばれた「関守石」(止石)が置かれている。後方には、虫食い状態の石
「竹穂垣」と四角形の灯篭の向こうには「玉泉庵」の縁側が見える。ここの畳の広間では、抹茶と和菓子を頂きながら、きれいな庭園が眺められる。
園内に咲いていた梅の花弁はかなり大振りである。
園内の数少ない「ソメイヨシノ」は、満開に近い。
こちらには、紅、ピンク、白の椿が咲き誇っている。
「鼠多門櫓」
「四高記念公園」には、大きく開いた濃いピンクの椿が咲いていた。
木の下には、首根っこから落ちた椿の花が散らばっている。
その奥には、さらに紅色の椿が咲いているが、こちらにはまだ花弁が落ちていない。