2023年4月9日日曜日

ポケモン 工芸展  国立工芸館(1)

 今回は国立工芸館で「ポケモン 工芸展」をやっているということで、春休みの孫たちを連れて見に行ってきた。ただ私は「ポケモン」自体にあまり興味がなく、よく分かっていなかった。















あらかじめ、すごく混んでいて入るのに長い行列になっていると聞いていたので、午前中早く9時15分に工芸館に着いた。9時30分に開園となり、まず予約の人が入り、その後、予約していない人が入ったが、一番最初のグループの最後に入ることができ、ラッキーだった。




















「ポケモン」と「工芸」は、普段あまり関係ないと思うが、1996年に発売されたゲームソフト「ポケットモンスター赤・緑」から始まったポケモンは、幅広い世代の人たちが知っている大人気のコンテンツとなっているが、今回は工芸と結びついての展示となった。今回は、人間国宝から注目の若手まで、日本を代表する20名のアーチストにより、ポケモンをテーマに工芸の様々な素材と技法で作品を制作したという。
吉田泰一朗の「サンダース」
目玉のほかはすべて銅だという。金銀の光をまとい、体毛の一つ一つは日本の伝統的なカミナリ型























吉田泰一朗の「ジャワーズ」




















葉山有樹の「森羅万象ポケモン壺」
500匹以上のポケモンが集合した壺。作者は絵付けの名手で、美しい青の呉須と金色のポケモンが描かれている。
































福田 亨の「飛翔」
























福田 亨の「雨あがり」
目も羽も、穴を開けた木に別の色の木をはめ込んでいる。どれも木の色そのままだという。釘を1本も使わずに組み立てられ、切った木を差し込む伝統的な「木象嵌」



















いろいろな色の木材の材料



















満田晴穂の「自在ギャラスト」
自在は関節ごとに動く置物のことを言う。モチーフは動物で高度な写実性に、実物同様に各パーツを動かせ、観賞用ととも複雑な動きを味わえる。元々は鎧兜の職人が江戸時代に始めた技である。




















今井完眞の「コイキング」



















今井完眞の「キングラー」


























今井完眞の「フシギバナ」焼き物
皮膚、耳、目つき、口の中などをみても全く「フシギバナ」らしく、とても焼き物とは思えない。塗っては焼き塗っては焼きを繰り返しているが、カエルのしっとり感も出ている、面白い作品だ。