2023年4月24日月曜日

勝興寺 瑞龍寺見学ツアー(2)金屋町

 勝興寺 瑞龍寺見学ツアー(1)勝興寺の続きで、昼食を「金屋町」でとるということで寄った。「金屋町」は、高岡市の3つ目の「重要伝統的保存地区」に指定されているように、「さまのこ」と呼ばれる千本格子と石畳が美しいレトロなたたずまいの街並みが並んでいる。



















バスツアーの人たちがあまりに多かったので、いくつかの「お食事処」に分けて昼食を頂いた。私たちは「旬菜 和輝」という店に入った。
































食事後、「金屋町」を少しぶらぶら歩いた。ここは、前田利長が産業振興のために「鋳物師」を呼び寄せて住まわせた高岡鋳物の発祥の地である。この店の前に子供が体操している像が置かれているのが面白い。他の店の前にもいろいろな像が置かれている。


















すぐ近くにあった「高岡市鋳物資料館」に入った。


















ここに展示されていた「銅鑼」は、金沢で見た人間国宝の「宮崎寒知」作のものより、分厚そうな銅鑼で、どんな音が鳴るのだろう。


















重量が何と48トンという大きな鐘楼の写真が展示されていたが、これも実際のものはどんな音がするのだろう。


















金森映井智作の梵鐘
























金森映井智は、富山県在住で初の重要無形民俗文化財保持者(人間国宝)となった彫金師という。技法は鋳銅の素地に鏨や線や布目模様を彫り、そこに金や銀などをはめ込み、器の形を生かす独特の幾何学模様を施すというものである。



















人間国宝「大澤光民」作の鋳銅花器「地から宇宙から」














洒落た香炉や花器などが並べられていた。


















高岡の鋳物は、前田利長が砺波郡西部から7人の鋳物師を招いて作らせたのが始まりである。それ以来、鉄の鍋・釜・鉄瓶などを生産し、高岡鋳物とは開町以来、長く鉄製品の代名詞になっている。
1847(弘化4)年の「鋳物の街」金屋町絵図あった。176年前の幕末には道路に沿って細長い店がびっしり並んでいたようだ。


















鋳物鋳造法の原形が置かれていた。上半分とした半分に分かれている。
























こちらは、昔使っていた金属を溶かすための「溶鉱炉」か?
























通りの途中にあった「金屋上町地蔵尊」は、金屋町の守り神だ。
























千石格子の店の前には、昔使っていた外国製のグリル(?)が置かれていた。左端にあるのは「グリル用のガス管」か(?)