今回は、百万石まつりの一環として行われる「 友禅灯篭流し」を30年ぶりぐらいで見に行った。以前見たのはどのようであったか忘れてしまったが、新幹線効果で「観光地金沢」が定着しての「 友禅灯篭流し」をぜひ見たいと思った。
午後7時からの開始であるが、15分くらい前に浅野川の「天神橋」に着いたが、すでに多くの人が来ていた。コロナ禍で2年間なかったのでみんなが待ちに待っていたかのようだ。
天神橋の上流側の「常盤橋」付近から灯篭を流すらしいが、あらかじめ石が組まれ灯篭が見やすいような流れになっていた。準備が整い今か今かと待ち構えていた。
まだ明るかったが先発の灯篭が流れ始め、少しづつ数が増えてきた。
辺りが少しづつ暗くなり、灯篭の中のあかりが分かるようになってきた。
「梅の橋」付近はさらに人でいっぱいだ。橋のライトアップも点灯し、きれいだ。
「橋の上で立ち止まらないでください」と係員が声をかけていた。
「梅の橋」の袂から見る風景は素晴らしい光景だ。
さらに暗くなってきたが、「梅の橋」上から見る「天神橋」側には多くの灯篭が流れている。
並木町側から卯辰山方向を見ると「松魚亭」のあかりが煌々と見える。この辺りは昼来ても一番金沢らしい雰囲気の所である。
金沢出身の「乙田修三」さん作曲の「友禅流し」の歌詞が描かれている石板の前には、多くの人の手で作られたいろとりどりの絵や文字が描かれた灯篭が並べられていた。中にはLEDを用いたあかりであった。以前は火のあかりで主計町辺りで灯篭が燃えて、消防車が出動したことがあったので替えたのであろう。
並木町側から見る「梅の橋」
そういえば、橋も灯篭も金沢の色の象徴となっている「金色」である。