能美市巡り(4)七つ滝①の続きで、さらに七つ滝について紹介する。
一番上ある滝は「一の滝」で、ここは「大ウナギ」いるという言い伝えがある。
「能美市ふるさとミュージアム」の説明版に「七つ滝の大ウナギ」のことが描かれている。
「一の滝」の近くに「説明板」があったが、汚れていてよく読めなかったが、「能美市ふるさとミュージアム」にその内容がきれいに描かれていた。
江戸時代の金沢市の郷土史家小倉有年は、1855(安政2)年に鶴来村から岩本村の渡しを越え、灯台笹村を通り、案内人を頼んで長滝村の現在地の様子を詳細に描いた後、瀧浪神社を参拝し寺井村に宿泊したと記している。
小倉有年がここで読んだという句「まだ知らぬ 人に見せばや 神代より たえぬ流の この滝つ瀬を」(まだ知らない人に見せてあげたい。神話からの時代から流れの絶えないこの滝を)が描かれていた。これは、小倉有年の友人である郷土史家森田柿園が編纂した「加賀志徴」に掲載されているという。