金石界隈(4)金石こまちなみ通りの続きで、さらに進むと町屋が何軒か残っている。こちらの町屋は、袖壁、サガリに玄関の横は格子を持った大きな戸がついている。ここに店があり、何か売っていたのだろうか?2階は低く防火のためか黒壁に分厚い格子戸がついている。側面は一面が下見板張りとなっている。
こちらの町屋はこじんまりしているが、赤戸室石の石積がなされていた珍しい家である。
昔、木曽街道の続きが松任より海岸筋を通って宮腰に入り、ここ「久昌庵」が終点であったという。この庵で休み、隣の茶店(番匠屋)で休んだという。この前には「南無阿弥陀仏」と刻まれた自然石が建っている。その後ろには、「六道御守護大慈悲地蔵」が安置されている。
「木挽川」と「要川」が合流して犀川に流れ込むところである。
さらに犀川沿いの左側には、「金石港」があり、「金沢市漁協」の建物と「船溜まり」となっていて、漁船が多く停泊している。