今回は、以前早朝テニスをやっていた仲間であり、ボランティアでも同じであった仲間4人と久しぶりに「山中温泉」で泊ることになった。(12月1日)
これに先立って前回「山中温泉」に行ったときに寄れなかった「芭蕉の館」を訪れた。
ここは、芭蕉が泊った泉屋に隣接した扇谷別荘を改築したもので山中温泉最古の宿屋建築であり、その耐火構造のおかげで昭和6年の大火でも類焼をまぬがれたという。2階の窓の扉は鉄製となっている。
ここに、芭蕉が明智光秀夫妻を題材に詠んだ句「月さびよ」を記した懐紙が展示されていたが、真実かどうかは定かではないらしいが、今、明智光秀の大河ドラマをやっているので、期間限定であえて展示しているという。
ここは、日本建築の粋を集めたお座敷で、百年経っても和の情緒がある。漆塗りの天井、広々とした床の間、障子や畳にも趣がある素晴らしい座敷である。
苔庭に飛び石があり、この時期は花木はあまりにが、落ち着いた雰囲気である。温泉客もここに来て、お茶を飲んで一服する人も多いという。
玄関付近の吹き抜けの高い天井と黒い太い梁