今回は、金沢城の二の丸御殿の再現準備としての遺構調査の一般公開と説明会があったので見に行った(12月5日)。兼六園や街中の公園などの紅葉はほとんど終わっているが、金沢城内の楓の紅葉が非常にきれいだった。
ひどい雨が降ったりやんだりの悪天候であったが、多くの人が来ていた。ほとんどは地元の人だと思うが、興味がある人が多いのだなあと思った。
二の丸の五十間長屋に近い部分には発掘された部分が開かれていた。
早速、金沢城調査会の木越所長のあいさつなどの後、今回の発掘調査部分と昭和44年度発掘調査の部分の説明があった。
この二の丸は明治14年に火災で焼失したが、その後も陸軍の兵舎があり、戦後は金沢大学の建物があった。ここも変遷しているので、二の丸御殿時代の遺構がでてくるか不安だったという。
その遺構の位置と絵図
他に排水用の舛や石組み溝など見つかっている。
「石室」には漆器椀や大量の瓜の種が出土していたという。
二の丸御殿の再現は「表向き」からと聞いているが、発掘調査を早く進めてもらい、できるだけ着工を早く始めてもらうことを願っている。