その前には、大きなショッピングセンター「金沢アピタ」がある。最近は郊外にたくさん建ち古参になったが、町中から一番近い大型ショッピングセンターで重宝している人も多いであろう。
その「金沢アピタ」の裏の通りを歩くと「春日神社」がある。「春日神社」は、日本に数多く神社があるが、その中でもっとも一般的な形態をよく残している神社といわれる。この神社は井戸水が湧く森の中に佇む社としても知られている。
ここの境内にも多くの木々があり、ケヤキ、タブノキ、クロマツなど樹高30mに達するものが35本とツバキ、ヤツデ、ツツジなどの低木380本あると立札に書かれていた。
拝殿の中は「梅鉢の紋」の幕が張られており、その御神徳は「五穀豊穣」、「商売繁盛」、「家内安全」、「身体安全」と生活に密着したものだという。昭和62年に百年に一度ともいえる大工事で拝殿を新しくしたという。ここは、糸田、増泉、石坂、中村、大豆田地区五箇荘の総鎮守社である。
拝殿の前には金色の立派な「春日神社」の扁額がかかっていた。
社殿の前の両側にある狛犬の右側にある両足が上がっている狛犬
奈良県の「春日大社」の杉が平成11年にここに植樹されたものだと石碑に書かれていた。
色鮮やかな朱色の鳥居が並んでいる「稲荷神社」があり、食べ物の神を祀っていて「商売繁盛」の神として信仰されている。写真の右側には何本も並んだ朱色の鳥居が回廊をつくっていた。この鳥居をくぐり「出世稲荷神社」をお参りするのが一般的な作法といわれている。
本殿の前には狛犬でなく狐像が飾られていた。
ここも「春日神社」の名のとおり「春日灯籠」がたくさん立ち並んでいる。鹿の彫刻もなされている。