今回は、寺町の 「立像寺」で「ほうろく灸」があるということで行ってきた。(7月25日)
「ほうろく灸」は、1年で最も暑い日といわれる「土用の丑の日」に行われる「頭痛封じ、中風封じ」の祈願だという。じっとしていても汗の出る土用の丑の日に呪文を書いた「ほうろく」を頭の上に乗せ「もぐさ」を置いて火をつけて邪気払いをする日蓮宗独特の秘法である。
本堂の一角に「鬼子母神」が安置されているが、これは、兼六園の竹沢御殿にあったものを、13代藩主の生母栄燥院が廃藩置県となってここの持ってこられたという。梅鉢紋が所々に見られる。ここで今回の「ほうろう灸」が行われた。
住職がお経を唱えている間、あたまにお灸をずっと載せているが、あまり熱く感じなかった。これで暑い夏を無事越せればありがたいことである。
「鬼子母神」の隣に安置されているのは「日蓮上人」か?
そして、金色の素晴らしい「立像釈迦如来仏」がある。
本堂広縁の上方に駕籠が架かっていた。
「キリシタン灯篭」で、下方に彫られているんが「マリア像」と言っておられた。
また、数学者(和算の祖)の「関孝和」の墓は鐘楼の裏にあることを聞いた。「関孝和」は筆算をはじめ、行列式や円周の計算方法で後世に多大な影響を与えた。