2020年5月29日金曜日

尾山神社のシャクヤクと神苑の水抜き

新聞に尾山神社の「シャクヤク」がきれいに咲いていることが載っていたので、見に行った。(5月25日)この日は午前中に行ったが2,3人だけの人しかいなく静まり返っていた。
























まず最初に拝殿で丁寧にお参りした。私に倣ってかすぐ後にお参りする人がいた。



















前田利家の正室「おまつ」が愛した花という白い「シャクヤク」が「おまつ」の銅像の周りに見事に咲いていた。神社によると、利家の死後、人質として江戸で生活していたまつは「シャクヤク」を愛でて心を慰めていたという。尾山神社には何度も来ているが「シャクヤク」が咲いている時期に来たのは初めてだ。



















ボタンとシャクヤクはよく似ていて、どちらもギリシャ神話の花ビオニーで、ボタンは木本性でシャクヤクは草本性であるという。
























この日は、尾山神社神苑の池の水が17年ぶりに抜かれ、江戸末期に整備された池の石垣や噴水の井戸などが姿を現すということで見ようと思ったが、工事中の柵が張られ遠目にしか見れなかった。



















この水抜きは、7月中に「鼠多門」が完成することから、池の水質を改善し、周囲の雑草を刈り取って庭園完成した当時の姿に近づけるためだという。



















工事はポンプ車を使って水を抜き、堆積した約40㎝の泥を取り除いている。水中に生息するコイやメダカなどを保護するため、半分ずつ作業やっているという。



















「響音瀑」からの水は流れていたが、江戸時代は「辰巳用水」の水が引かれていたが、現在はポンプで上げた水を流している。