今回は、GW中の犀川河川敷緑地公園を散歩したのでここの目についた花木などを紹介する。(5月4日)朝早く午前8時半ごろだったので人もまだ少なかった。ちょうど「ハナミズキ」が見ごろで、鮮やかなピンクや白の花が咲いていた。
この「ハナミズキ」は、明治45年に尾崎幸雄東京市長がアメリカに桜の苗木を寄贈した返礼として、大正4年に日本に贈られた花木であるという。アメリカヤマボウシの和名をもつが、アメリカからきた日本のヤマボウシに似ているからつけられたいう。
遊歩道の脇ある木は新緑真っただ中で、こういうところでの散歩は非常に気持のよい気分になる。
前回の時よりつつじも大きく花が開いていた。つつじは数か所の場所に、赤や白、ピンクの花が見事に咲いていた。
つつじの語源は諸説あり、花が次々と連なって咲くという意味の「つづら咲き」からという説がある。今の時期は、街中でもあちこちに見られる非常にポピュラーな花である。
また、この園内には1か所だけある「フジ」の花が満開であった。この「フジ」は独特の優雅な紫色の花房が垂れ下がっている花である。そして古事記や万葉集にも出てくる古くからある花である。
フジの花は平安時代ぐらいから紋様化されていて、藤原氏の家紋が有名である。公家や九条家の家紋など多くの所で使われている。武家の多くはさがりフジで、出世を望む武士はあがりフジを採用したという。
椿の時期はほとんど終わっているが、バラのような大きく咲いた真っ赤な椿も目立って咲いていた。
園内の大桑橋近くの広場には、我々シニア世代向きの足腰や膝などの筋力を高めるための遊具が5種類が置かれているが、コロナウィルス対策で使用できなくなったいた。